最近、テレビでヤマダ電機のリフォーム関係のCMを目にする機会が増えた気がします。
そろそろトイレのリフォームを…と考えているから目に止まるのかもしれません。
リフォームしようかなと思ったら、まずはカタログを見て検討する方も多いと思います。
お店に置いてあるカタログはWebでも見ることができ、色々想像もできて楽しくなりますね。
トイレリフォームのページでは、各メーカーの工夫を凝らした機能が紹介されています。
スゴピカ素材、セフィオンテクト、アクアセラミック等々、なんだか凄そうな名前がたくさん。
名前は良く聞いたり見たりはするけれど、「正直よくわからない!」と思われる方もいるでしょう。

ですので、今回はトイレの便器について詳しくお話したいと思います!
読み終わるまでに、「実はすごい!トイレ便器」の事を少しでもわかって貰えたら嬉しいです。
■目次
ヤマダ電機でトイレ交換!便器はメーカーでそんなに違うの?




でも実際どんなものなものなのか、わからないのよね〜。

便器は見た目こそそんなに大きな変化はないように思われがち。
ですが、トイレ自体が近年の住宅設備の中で、1番とも言えるほどの進化を遂げているのだそうです。
素材は同じでも、それぞれのメーカー独自の開発技術によって、より汚れにくく、掃除しやすく、より快適に進化してきました。
さらに、従来とは異なる素材で便器を作りだしたメーカーもあります。
便器には、メーカーそれぞれが開発した素晴らしい技術が詰まっているんです!
【ヤマダ電機】メーカーごとの便器の特徴は?

ではまず、ヤマダ電機のリフォームカタログに載っている、メーカーごとの便器の特徴に着目しながら、おすすめのトイレを紹介します。
ヤマダオリジナルトイレ
<pyugna>プルーニャ
価格:標準工事費込み、税別で99,800 円。
便器:サイホンゼット式(サイホン式をベースとしてそこにゼット穴という物が追加された仕組みの事)。

材質は陶器で、便器内は汚れが付きにくい「トイレコート」加工がされています。
節水について:大6L・小5Lで、従来便器の13Lと比較すると年間45,180Lの節水になります。
ヤマダオリジナルモデルは、信頼性が高い日本の製造技術をベースに作られています。
ヤマダ電機が独自で契約している工場で造り上げている品質管理の行き届いた商品です。
LIXIL
<アメージュZ>
価格:標準工事費込み、税別で129,800円。
便器:フチレス形状で、サッと一拭きで掃除がとても楽なのが特徴。材質は「アクアセラミック」というLIXIL独自の技術を用いた陶器です。
節水について:大5.0L・小3.8Lで、従来便器の13Lと比較すると年間52,000Lの節水になります。
節電について:瞬間式という、ウォッシュレットを使用する時だけお湯を作る仕組みで電気代も節約できます。
ポイント:便器の側面の凸凹を覆うサイドカバーがついているので、見た目もスッキリです。
Panasonic
<アラウーノV>
価格:標準工事費込み、税別で149,800円。
便器:お掃除しやすいフチなし形状。材質は「スゴピカ素材」というPanasonic独自の有機ガラス系の新素材です。
節水について:大4.6L・小3.0Lで、従来便器の13Lと比較すると年間56,000Lの節水になります。
ポイント:「3Dツイスター水流」で少ない水でもキレイに流せます。
お掃除水位モードという、便器内の水の水位が下がり輪ジミの掃除がしやすいという機能が付いています。
TOTO
ヤマダオリジナルセット<新型KQ >
価格:標準工事費込み、税別で159,800円。
便器:お掃除しやすいフチなし形状。材質は陶器で、「セフィオンテクト」(TOTOが特許を取得した技術)で、陶器の表面がナノレベルで滑らかなため、菌もカビも汚れも付きにくく落としやすいです。
節水について: 大4.8L・小3.6Lで従来便器の13Lと比較すると年間53,000Lの節水になります。
節電について:瞬間式という、ウォッシュレットを使用する時だけお湯を作る仕組みで電気代も節約できます。
ポイント:「ノズルきれい」というノズルの内側も外側も「きれい除菌水」で自動洗浄・除菌する機能(TOTOの特許)が付いています。
ヤマダオリジナルセット<MR>
価格:標準工事費込み、税別で159,800円。
便器:お掃除しやすいフチなし形状。材質は陶器で、「セフィオンテクト」(TOTOが特許を取得した技術)で、陶器の表面がナノレベルで滑らかなため、菌もカビも汚れも付きにくく落としやすいです。
節水について: 大4.8L・小3.6Lで従来便器の13Lと比較すると年間53,000Lの節水になります。
節電について:瞬間式という、ウォッシュレットを使用する時だけお湯を作る仕組みで電気代も節約できます。
ポイント:「ノズルきれい」というノズルの内側も外側も「きれい除菌水」で自動洗浄・除菌する機能(TOTOの特許)が付いています。
スリムタンク幅、マンション配管対応のお買い得モデルです。
ノズル洗浄に使われる「きれい除菌水」とは次亜塩素酸水の事で、様々なウイルスや臭いのもとを消してくれる凄い水です。
他の機能や商品、便座のことも紹介していますのでこちらの記事も参考にしてみてください。
トイレってすごい!各メーカー便器へのこだわりと進化!

日本で便器が作られるようになってからトイレの素材は主に陶器でした。
水回りに用いられる陶器の器具の総称で「衛生陶器」と呼ばれます。
トイレの便器に陶器が選ばれた理由を知っていますか?
- 頑丈であること
- 清潔であること
- 水を吸収しないこと
- 流水する仕組みが作りやすいこと
この理想的な条件に当てはまるものが陶器だったのです。
トイレ便器の素材は違うの?
100年近く、陶器で作られてきた便器ですが、近年は新素材も登場しています。
衛生陶器の革命とも言われているLIXILが開発した陶器で、表面の傷・細菌の繁殖・汚物の付着・水垢の固着という4種類の汚れの原因すべてに対応しています。
親水性に優れているので、汚れの下に洗浄水が入り込んで洗浄します。
「有機ガラス系新素材」という樹脂で、水族館の水槽などにも使用されている素材です。
撥水性が高く表面に汚れが固着しずらいので、水洗の度に汚れを弾き飛ばすことができるのが特徴です。
さらに、陶器よりも加工がしやすく、軽いという利点もありますが、熱には弱いという弱点もあります。
表面処理技術の1つでTOTOが特許を取得した技術です。
陶器の表面に約1,200℃という高音で純度の高いガラス層を焼き付けて作られます。
陶器の表面をナノレベルで滑らかに仕上げているので、菌もカビも汚れも付きにくく落としやすいのです。
水の流れ方もメーカーそれぞれ
リクシル「パワーストリーム洗浄」
強力な水流が便器鉢内のすみずみまで回り、少ない水でもしっかり汚れを落とします。新素材アクアセラミックにより、さらに節水を可能にしました。
Panasonic「3Dツイスター水流」
スゴピカ素材ならではの形状が生み出した水流で、20秒かけて鉢内をまんべんなく洗い、流れの方向をかえて一気に排水するというものです。
無駄なく水を使用でき、トータルの節水につながっています。
(他に、勢いよく旋回しながらまんべんなくキレイに洗浄する「スパイラル水流」もあります。)
TOTO「トルネード洗浄」
渦を巻くように排出される水で効率的に洗浄し流れます。 セフィオンテクト技術で、より汚れがつきにくく、落ちやすくなりました。

水洗トイレの仕組みを見てみよう
今では殆どの家庭のトイレに採用されている腰掛便器(洋風便器ともいう)にはいくつかの水洗方式があります。
昔は、洗い落とし式と言われるシンプルなものがほとんどでした。
技術も進化し、節水や汚れにくさを求めた結果、様々なタイプの方式が採用されるようになったそうです。
TOTOのネオレストなどにはサイホンゼット式、LIXILのアステオ・Pita・アメージュV等にはサイホン式が用いられています。

タンクに貯蓄される水たまりは、臭気が排水管から上がってくるのを遮断し防ぐ働きがあるのです。
また、便器内への汚物付着を防ぐという役割もあります。
そして水たまりから、洗浄水と汚物を下水管へ排出する便器の内部にあるのが排水路です。
排水路の径を大きくする事は難しく、限られた水量で汚物を排出させるので、流せるものの大きさや量に限度があります。
CMなどでも聞くことのある「トイレの詰まり」は、すなわち”排水路の詰まり”ということになりますね。
トイレットペーパーが水に溶けやすいのは、排水路に詰まりづらくする工夫なんです!

そう考えるとトイレの進化ってすごいのよね。
ヤマダ電機で便器を購入するメリットってなんだろう?

ここで気になるのが、やはりヤマダ電機でリフォームを行うメリットですね。
メリットがあるからこそ、頼む価値も上がりますね。
- 出張代+技術代+部品代の修理代が無料
- 修理回数無制限
- 修理金額の上限なし・修理代の累積なし
- 一部消耗品の保証
フリーダイヤルで24時間対応の受付窓口があります。
システムバス・システムキッチン・トイレ・洗面化粧台の指定工事品目の保証対象になっているものは工事自体も保証されています。

思っている以上にメリットがたくさんあって驚きます。
ここまでしっかり保証してもらえるのであれば、本当に安心して頼むことができますね!
こちらの記事ではもっと詳しく見ることができます。
ヤマダ電機でトイレ交換!便器はメーカーでこんなに違うの?のまとめ
ここまで、ヤマダ電機でのトイレ交換について、便器のメーカーごとの違いを紹介してきました。
サイホンゼット式の便器洗浄
トイレコート(特殊樹脂によるコーティング)
衛生陶器の革命と言われるアクアセラミック素材
パワーストリーム洗浄
有機ガラス系新素材 スゴピカ素材
3Dツイスター水流、スパイラル水流
特許取得の陶器の表面処理技術サイフォンテクト
トルネード洗浄
トイレと言うと、便器にはそんなに違いが無いと思ってしまったり、便座の方の機能ばかりに目がいってしまいがちです。
でも便器にはメーカーの研究の成果が詰め込まれているんです。
日本の衛生陶器の会社として一番初めに創立された東洋陶器株式会社は、現在のTOTOです。
TOTOといえば水回りのパイオニア!というのも頷けますね。
ヤマダ電機のトイレリフォームの費用についてはこちらで詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!
明治以降、文明の欧米化と共に日本に輸入され、日本での水洗便器の歴史が始まりました。
1914年に日本陶器合名会社から初出荷されてから106年あまり。
100年寿命と言われる便器は、100年後どんな進化をしているのでしょうか。
きっと今の技術よりもすごい技術で作られているでしょうね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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実は僕も、最初まったくわからなかったんです。
なかなか決められなくて、困ってしまいました。