先日車で遠出した際、サービスエリアのトイレを利用しました。
そのとき改めて思ったんですが、最近のサービスエリアのトイレって一昔前と比べ物にならないくらい、清潔感があっておしゃれになりましたよね?
そういえば母さんも以前、カフェやデパートのトイレがおしゃれでついつい長居しちゃうって言っていたのを思い出しました。
読者様もお店などで
「自宅の洗面所もこんなおしゃれだったらいいのにな~」
と思ったこと、ありませんか?
そんなワクワクする気持ちを抱きながら始めるであろう「洗面所リフォーム」。
調べてみると残念なことに「しまった!失敗した!」ということもたくさんあるようなのです。
これから洗面所のリフォームを考えている読者様も一旦ここで落ち着いて、失敗事例を見て勉強しておきませんか?
失敗は成功の母と言いますし!(他人の失敗ですが・・・リフォームの先輩方に感謝。)
今回は5つの失敗事例を参考に、どうすればこのようなトラブルを回避できるのかをご紹介していきます。
■目次
失敗事例1 洗面ボウルのサイズ選びに失敗!

可愛らしい小ぶりなデザインに一目惚れし、洗面ボウルを選びました。
もちろん洗面カウンターも、可愛い洗面ボウルに合うよう見た目にこだわった天然木をセレクト。
ですが、実際使ってみるとボウルが小さすぎて、使うたびに水が勢いよく飛び散ります。
そのせいで天然木の洗面台はいつも濡れている状態になり、ついにはカビが発生してしまいました。
飲食店などのおしゃれな洗面所でもたまにありませんか?
洗面台の周りに水たまりができていてちょっと残念!ということ。
最近ではコンパクトサイズのおしゃれな洗面ボウルもたくさんありますが、サイズが適切でないと水や石鹸などが周りに飛び散ってお手入れが大変になってしまうこともあるようです。
また洗面台の素材も水に強い素材を選ばないと常に湿った状態になり、汚れやカビに悩まされることにもなりかねません。


同様に床材も水に強く、お手入れがしやすい物を選ぶのがおすすめです。
床材についてはこちらの記事も参考になりますよ!
失敗事例2 収納棚が足らず物が収まりきらない!

狭くした分洗面所の収納棚を減らさざるを得ず、使い始めると常に物が溢れている状態に。
ごちゃごちゃとしていてせっかくのおしゃれな空間が台無しです。
他にも、
- 見た目を重視して洗面ボウルを選んだので、石鹸やボトルなどをさっと置けるスペースがなくなり不便。
- 棚はあるけれど、サイズが合っていなくて使いづらい。
という方もいるようです。
タオルや化粧品、整髪料やシェーバーなど、洗面所は収納物が意外に多いですよね。
どれくらいの物量をしまうことになるのかあらかじめ想定して収納棚を設けること、また棚の形状も慎重に選ぶことも大事なポイントです。
失敗事例3 造作洗面台で失敗!

既製品の洗面台ではなく、各パーツをカスタムして一から組み立ててもらう造作洗面台。
自分の理想により近い洗面台を実現できるので人気ですが、以下のような失敗もあるようです。
・洗面台の高さが合わず、使っていると腰が痛くなる。それに床へ水が飛び散り、濡れるので掃除も大変。
・選んでおいた洗面ボウルと違うものが付いていた。
・棚の形状がイメージしていたものと違う。
こだわりたいから造作洗面台にしたのに、できあがってみたら思っていたのと全然違う!なんてショックですよね。
造作洗面台は、メーカーの既製品ではないのでショウルームで実物を確認することが難しいです。
その分大切なことは、業者さんと打ち合わせでしっかりと話し合っておくこと。
「ここはこうしてほしい!」というこちらの要望を細かく伝えるのと同時に、専門家のアドバイスもしっかりと聞いて施工内容をすり合わせておきましょう。
そして、最終的に決まった洗面台の大きさ・高さをメジャーを使ってシミュレーションしてみることが大事です。
洗面台の高さについては身長に合わせて、以下のように勧められています。

引用:LIXIL

失敗事例4 サイズの誤算!隙間の掃除が面倒!

リフォームをしたタイミングで洗濯機などの備品の買い替えも検討される方がいらっしゃるのではないでしょうか?
これまで使っていた洗濯機のサイズを想定してリフォームしてしまうと、余分なスペースが生まれたり、逆に入らなかったりといったトラブルが起きかねません。
そうならないためにも洗面台や洗濯機のサイズや、どこに何をおくかを事前にしっかりと確認しておきましょう。
新たに購入を検討している方へ、洗濯機のサイズについて少しご紹介します!
洗濯機の標準的なサイズって?

引用:シャープ
タテ型よりドラム式のほうが一回り大きいですね。
洗濯容量の目安としては4人家族で6kgが一般的。
最近では少し大きめの8・9kgが人気のようです。
購入前にココをチェック!
お目当ての洗濯機が見つかったらメジャーを用意!
購入する前に以下の場所を測っておきましょう。
- 洗濯バンの内寸を測る。このサイズが洗濯機の足回りより大きければOK。洗濯バンとはこれです。

引用:配管部品.com
- 設置を予定している場所の壁からの奥行、左右を測る。
ドアの開く向きも考慮して十分なスペースがあることを確認しておきましょう。
- 床から蛇口までの高さ、天井の高さを測る。
突っかかることなく蓋が開けられることを確認しましょう。
- 搬入経路の幅も測る。経路の一番狭いところが本体幅プラス6cm以上あればOKです。


失敗事例5 湿気、におい問題を見逃していた!

どうせなら通気性も見直してリフォームすればよかったと後悔している。
洗面所の場所ってお風呂と隣り合っていることが多いですよね。
すると湯気が洗面所にも広がり、湿気が溜まりやすくなります。
またヘアセットの際の整髪料のにおいもとどまりがち。
朝の支度で家族みんなが頻繁に使う時間には結構気になるという方も多いのでは?
リフォームはこれまでの通気性も見直すよい機会です。
通気口や換気扇の設置や、機能性壁紙に貼り替えるなどを検討してみてはいかがでしょうか。
洗面所におすすめ!機能性壁紙とは?
マンションだと換気扇を増設することは難しいですよね。
そんな方におすすめなのが機能性壁紙です。
機能性壁紙の中には湿気や汚れ、カビなど洗面所で悩みがちな問題を解決してくれる物もたくさんあります。
・調湿タイプ
水分を吸収する吸水性ポリマーが配合されていたり、透湿性の高い構造になっていたりする壁紙です。
洗面所の湿度を快適な状態に調整し、結露やカビを防ぎます。

引用:RESTA(リスタ)
・消臭タイプ
気になる臭いをキャッチして化学反応によって消臭してくれる壁紙です。
生活臭だけでなく、リフォーム後に気になるホルムアルデヒドの低減にも効果があります。

引用:RESTA(リスタ)
洗面所におすすめの壁紙をこちらの記事でも紹介しています。
まとめ
<失敗事例から学ぼう~洗面台リフォームの注意点~>
・洗面ボウルのサイズを誤ると水が跳ねて洗面台が水浸しになり、かびが生える恐れも。
適切なサイズのボウル、洗面台や床の素材を実用性も考慮して選びましょう。
・どのくらいの収納スペースが必要か想定しておくこと。収納棚の形状も使いやすさを考えて選びましょう。
・より理想の洗面所へと近づけることができる造作洗面台ですが、失敗も多い。打ち合わせで要望をきちんと伝え、相談することが成功のポイント。
・洗面台だけでなく洗濯機などの備品のサイズ、どこに置くかもしっかり確認しておくこと。怠ると余計なスペースができたり、収まらなかったりとトラブルが起きかねません。
・洗面所は湿気やにおいがこもりがち。今の洗面所で気になっているのであれば、通気口や換気扇の設置、機能性壁紙の使用も検討してみては?



デザイン性と実用性のバランスを上手に取るのが成功への近道ですね。
家族みんながハッピーな一日のスタートを切れるような、すてきな洗面所リフォームにしましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。