持ち家がマンションの場合、隣や上下階のことも気になってしまい戸建て以上にリフォームのタイミングを逃しているかもしれません。
住み始めて20年も経つとトイレの中はどうしても壁紙や床の黄ばみが目立ってくるはずです。
(床が白のクッションフロアだったりすると尚更・・・)
その汚れ、意外と来客に見られているかもしれませんよ。




■目次
マンションでのトイレリフォームにかかる費用

リフォームを検討する上で一番気になるのはやはり費用面ですね。
マンションだから戸建てだからというポイントでは費用に大きな差はありません。
トイレの中のどの部分を重視してリフォームするかで費用に差がでますから、目的をしっかり持って取りかかりましょう。
今回は予算別にみてみましょう。
予算5〜10万円
・クロスの張り替え+床材の張り替え
とにかく見た目をきれいにしたいなら、クロスと床材の張り替えをしましょう。
一般的なトイレの広さでクロスの張り替えが施工費含め約2万から4万、床材がクッションフロアで工事費含め約2万から4万です。
・介護用の手すりをつける
かがむ姿勢に苦労する家族がいるのなら、手すりをつける必要がありますね。
1箇所につける場合で工事費含め約3万から10万です。
・脱臭・暖房・温水洗浄付き便座に交換
冬の冷たい便座から解放されたい!そんなあなたは…
脱臭・暖房・温水洗浄機能が付いた便座のみ交換で本体価格が約3万から8万、工事費が約2万から4万です。(コンセントの新設が必要な場合はさらに約2万から4万)
便座の交換のみでしたら、比較的簡単なDIYで済みますのでご自身で作業することで工事費を浮かせることができますよ!
引用:YouTube
・収納の設置
トイレ用品や掃除道具が丸見えなのを解決するには収納が必要ですね。
シンプルなつり戸棚や壁設置タイプで工事費含め3万程度、手洗い器と一体型などスタイリッシュなもので工事費含め10万程度と幅があるようです。
(さらにスタイリッシュなトイレと一体型のものは約23万〜と高額です!)

予算15万〜60万
・脱臭・暖房・温水洗浄付き便器に本体ごと交換
トイレが詰まってしまった!!流れが悪い、劣化が気になる、そんな時は便器本体の買い替え時です。
標準的な便器で約15万程、工事費が約3万から5万です。
・タンクレス便器+手洗い器
タンクがなくトイレの空間を広く使えるタンクレストイレはとても魅力的ですね。
手洗い器が便器本体についていない為、別途手洗いカウンターを設置する必要があります。
便器と手洗い器で約23万程度〜、工事費が約18万程度〜となります。
本体のグレードにも幅があるので費用は最低でも合わせて約40万〜と考えた方が良いでしょう。
予算40万〜80万
・和式トイレから洋式トイレへの変更
昔ながらの和式トイレはお年寄りが使用するには厳しくなってきますよね。
洋式に変更する過程で段差をなくしたり、くみとり式から水洗に変更したり、と工事が必要な箇所が増えるほど費用が多くかかります。
大掛かりな下地工事や解体などの作業が必要となりますので、工事費はクロスや床材の張り替えも含めて約30万程度〜を見込んでください。
便器本体費用も別途約15万〜必要ですから、あわせて約45万〜の費用と、高額になってきますね。
たかがトイレ、されどトイレ・・・
小さな1室と言ってもリフォームの費用に大きく幅があることがわかりました。
トイレリフォームの費用の節約、どうするの?


介護の為のリフォーム
介護保険を利用した住宅改修費の助成制度があります。要支援1〜2、要介護1〜5の被保険者1人につき最大20万円まで補助金の申請可能。そのうち1~3割が自己負担という制度です。
要支援・要介護の区分の目安は以下の通りです。

引用:ニチイの介護サイト
要支援1は要支援・要介護の区分の中でも一番軽度のものですが、さほど介護のレベルが高くなくても認定してもらえることがうかがえます。
また助成金制度を使用してトイレリフォームができる例としては以下の通り、割となんでもできます!
・手すりをつける
・ヒートショックを起こさないよう、暖房付き便座に変える
・滑らない床材に変更する
助成金の受け取りにあたっては購入前に、「要支援または要介護の認定」と「助成金の申請」が必要になるので、計画的にすすめましょう。
詳しく紹介している記事がありますので、お年寄りと同居の方はチェックしてみてください。
DIYで節約!
床材や収納は気軽にDIYできます。
工具を使わなくてもできますので、初心者はトイレから始めてみましょう!
床にクッションフロアを貼るための良い動画も見つけましたので貼っておきます♪
引用:YouTube
リフォーム業者でクッションフロアを貼ると約2〜4万と前に書いていますが、楽天さんで¥2,390/2Mでクッションフロアを見つけました。
1/10以下の費用で済んじゃいますね!
100均グッズを使ったDIYもあなどれません。
ご参考にぜひチェックしてみてください。
トイレをリフォームするタイミング


トイレをリフォームするタイミングは10年〜15年くらいが目安と言われています。
実際には年数にとらわれずとも
- なんとなく黄ばみや薄汚れが気になるな
- 便座が割れたり劣化しているな
と感じたらリフォームのタイミングと言えるでしょう。
また、20年以上前のトイレを使用している場合、4人家族で試算して年間約1万5千円ほどの節水・節約効果がある可能性があります。
10年使用すれば15万円も節約できるとなれば、新しいトイレを使用するも古いトイレを使用するもコストは同じです。
実際には10年以上使用するのでしょうから、買い替えないともったいないですね。
トイレリフォーム、マンションならではのその特徴

費用面では戸建て、マンションに差はでないとお話しましたが、マンション特有のトイレの作りによっては選べる便器、選べない便器がでてくる可能性はあります。
またできないリフォームもありますので、下記を参考にご注意ください。
壁排水?それとも床排水?
排水方法の確認です。
排水管が後ろにのびていて、目で確認できるものを壁排水と言います。
そうでないものは床排水です。
排水方法によって選べる便器が変わりますので、必ず一番はじめに確認しましょう。
図解つきで説明している記事もありますので、確認してみてくださいね。
タンクレストイレを選ぶならまず水圧確認!
タンクレストイレは水圧が低いと使用できない場合があります。
母のおともだちの家のように築年数が20年以上のマンションは要注意ですよ。
配管が古くなり水の通りが悪くなっているかもしれません。
・日常的にシャワーの出がわるい
・マンションの階層が2階以上である
当てはまってしまった場合は現地調査をお願いできるリフォーム会社を選ぶか、ご自身で水圧チェックをしてくださいね。
水圧でひっかかってしまった場合にはタンクレス風トイレも発売されています。
引用:toto
ほぼ見た目はタンクレスなので、「タンクレスがいいけど水圧が足りない」という場合にはこちらTOTOのGGですね♪
増設・移設を伴うリフォームはマンションの規約の確認が必要
そもそも想定しているリフォームができるのかどうかの問題です。
分譲マンションの場合、もともとあるトイレの個室内の小規模なリフォームであればそのまま進めても大丈夫ですが増設・移設を伴う大掛かりな工事はマンションの管理会社に必ず相談してください。
管理規約に反するかもしれません。
また、費用面でも負担が大きくなりますので注意が必要です。
あなたのトイレもリフォームし時?!マンションでかかる費用と特徴のまとめ

・お年寄りと同居のとき・・・介護の為のリフォームは補助金の申請が可能
・20年以上トイレを使っているとき・・・節水効果で新しくした方がコスパよし
・トイレの床や収納グッズはDIY初心者にもできる・・・大きな節約効果が期待できる
・排水方法の確認・・・購入できる便器が決まってくるので費用にも影響あり
・タンクレスが気になるときは水圧の確認・・・タンクレス購入可能か決まってくるので費用にも影響あり
・移設・増設を伴うマンションのトイレリフォームは管理会社への確認が必須・・・そもそもできるのかという点と移設・増設には大きな費用がかかるという点
リフォームは早すぎず、遅すぎずコスパの良いタイミングで取りかかれると良いですね♪
一通り目的や必要事項をチェックできたら次の段階はリフォームの一括見積もりです。
しつこい勧誘もありませんので安心して利用できて、なるべく安くするために費用の比較をする上で必須ですよ♪
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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