トイレのリフォームと言えば、まずは便器の取り換えですよね。
それから手すりの取り付けなどの介護リフォーム。
でもせっかくなら床材や壁紙にもこだわって、居心地のよい「トイレ空間」にリフォームしてみませんか?


うんうん、そうだね。
トイレが清潔感があって、自分たちの好みにも合う空間だと、ますます健康になれるような気がするよね。
今回はトイレに向いた床材や壁紙を、実例やリフォームの費用相場を交えて詳しくお伝えしていきたいと思います。
- どんな素材がトイレにはいいのかな?
- せっかくなら素敵なトイレにリフォームしたいな
- リフォームって誰にお願いすればいいんだろう
- DIYでトイレのリフォームってできるのかなぁ
そんな疑問を解消して、トイレのリフォームを成功させましょう!
■目次
トイレのリフォームにピッタリの床材や壁紙は?

トイレのリフォームは、他の部屋と少し違いがあるのをご存知でしょうか?
水回りに向いた床材や、トイレならではの気になる部分に特化した壁紙などがあるんです。
例えば普通のお部屋では「木製フローリング材」が最も使用されていますが、トイレの床材としてはあまり見かけませんよね?
では、他にはどのような素材があるのかを見てみましょう。
まずは床材から、メリット・デメリットを比べてご紹介しますね。
トイレにオススメ床材 その1 クッションフロア
クッション性に優れ、水や汚れに強い塩化ビニル系の床材です。
色柄の選択肢が多く、好みのインテリアに合わせることができます。

引用:サンゲツ
- 耐水性がある
- お手入れが楽
- 施工がしやすい
- 木製フローリングなどに比べると安価
- 見た目が安っぽく感じられる
- 表面が傷みやすい
水に強く、汚れも落としやすいトイレにも向いた床材と言えますが、劣化スピードが速いので数年を目安に貼り替えることを前提としています。
表面強化されたクッションフロアもあるので、デメリットである傷のつきやすさを気にされる方はそちらを選ばれてもよいでしょう。

施工性のよいクッションフロアは、DIYにも向いている素材。
ホームセンターやインターネット通販でも購入できるので、気軽に選べるね。
トイレにオススメ床材 その2 タイル
高級感のある見た目のタイルは、お手入れのしやすさからもトイレに向いた素材です。

引用:TOTO
- 耐水性がある
- お手入れが楽
- 高級感のある見た目
- 耐久性がある
- 材料コストが高い
- DIYもできるが技術力が必要
- 冬場は冷たくなる
- 表面が固くクッション性がない
タイルは汚れにも強く、耐水性も高いのでお手入れがとてもしやすい素材です。
しかし、タイルとタイルをつなぐ目地材はカビの温床になりやすく、かえってお掃除が大変に感じられることも。

洗剤にも強いからゴシゴシ洗えるといっても、目地汚れはいやよね……。
冬場に寒くなるのも、年老いた身には心配だわ。
タイルは熱伝導率が高く、床暖房のある場所だとかえって温まりやすいというメリットもあることから、洗面脱衣室やトイレ空間をひとつにまとめて床暖房を設置する人もいます。
また気になるお手入れに関しては、光触媒の性質を取り入れた「抗菌」「抗ウィルス」対策が施されていたり、目地をできるだけ少なくするための大判タイルなども販売されているので、そういった新素材を採用してもよいでしょう。

デメリットも、方法を考えることでメリットに変わることもあるね!
しっかり情報を集めて、自分たちの暮らしに合うものを探すことが大切だね。
トイレの床材としてのタイルについては、こちらでも詳しくお伝えしています。
木製フローリングはトイレに向いている?
では、お部屋で一般的に使われる木製フローリングはトイレに向いているのでしょうか?
結論から申し上げると「注意が必要ですが、使用は可能」です。
トイレで使用する際の注意点を見ていきましょう。

温かみの感じられる木製フローリングを、トイレに貼ったこちらの実例。

やっぱり、やさしい雰囲気がすてきねぇ。
木の床のトイレは、ほっとできる空間になりそうね。
見た目や踏み心地のよさは替えがたい魅力ですし、実際にトイレに施工することも可能です。
塗装の種類によって、水や汚れに対する強度は変わりますので、一概に表面が傷みやすいとは言えません。
しかしフローリングの継ぎ目や便器との境から、中に水や汚れがしみ込み、材料が中から劣化する可能性が高く、気づかない内に材料が腐り、床が抜けてしまうなんてこともあるんです。

アンモニアや洗剤成分によって黒ずんだり、腐食することもあります。
吸水性の低い樹種を選んだり、塗装でカバーするなどの対策が必要です。
メンテナンスに気を配れるかどうか、汚してしまいやすい小さなお子様がいるかどうかなど、ご自身のライフスタイルと照らしあわせて検討してみてくださいね。
木の特性はトイレに向いているとは言い難い素材ですが、特有の良さがありますよね。
特に無垢フローリングにあこがれている読者様は、こちらの記事で魅力をご堪能ください。
素敵なトイレリフォームにオススメの壁紙は?実例4選!!

トイレをステキな空間にリフォームするのであれば、壁紙にもこだわりたいですよね。
ここではそんなオシャレなトイレの実例を、ご紹介したいと思います。
トイレに向いた機能付きの壁紙もあるので、合わせてみてみましょう!
すっきりシンプルに清潔感のあるトイレ
まずはこちらの、パステルモノトーンのトイレから。
シンプルですっきりしていますが、色の違う壁紙を使い印象的ですね。

引用:サンゲツ

僕はこういうシンプルでCOOLな感じのトイレ、好きだなぁ!
続いてご紹介するのは、薄いピンク色の壁紙をアクセントにした優しいトイレ空間。
あたたかみのある色味で、ほっとできそうですね。

引用:シンコール
このトイレで使用されている壁紙には、抗菌・撥水加工がされています。

汚れを落としやすい撥水加工に加えて、菌を増やさない機能は嬉しいわね。
カビの抑制になる加工もついているようだから、より衛生的ね。
プライベート空間だからこそ個性あふれるトイレ
色柄のはっきりした壁紙を使ってみるのもいいですね。
明るい色使いで、元気がでそうなトイレです。

引用:シンコール
こちらはブルーを基調にエレガントな柄の壁紙を組み合わせて、上品な仕上がりです。
殺風景になりがちなトイレが、壁紙ひとつでこんなにオシャレになるんですね。

引用:サンゲツ
この壁紙にも、汚れ防止や抗菌の機能があります。
機能性のある壁紙も、無地だけでなく柄素材も豊富で選択肢が多いのも嬉しいですよね。
リビングなどでは思い切った壁紙は選びにくいと思いますが、コンパクトな空間だけに壁紙を一面だけまたは一部だけ変える「アクセントクロス」で演出してみてはいかがですか?
アクセントクロスについては、これまでにもご紹介してきましたので、ぜひご覧ください!
トイレリフォームを依頼するにはどうすればいい?

トイレの床材や壁紙を選ぶポイントが分かったところで、いよいよリフォームスタートです。
……と言っても、実際どこに依頼すればよいのか、悩んでしまいませんか?
リフォーム価格の相場と合わせて、お伝えしていきたいと思います!
リフォーム業者に依頼してみよう!
まずはリフォーム業者に見積を依頼することから、はじめましょう!
■床材・壁紙の貼替えリフォーム
- トイレの壁紙・天井紙貼替え工事費用(1畳ほど):¥20,000~¥50,000
- トイレの床材交換工事費用(1畳ほど・クッションフロアの場合):¥20,000~¥40,000
タイルの場合は、種類にもよりますが¥50,000~¥100,000ほどのコストがかかります。
床材の下地や壁の内部に傷みがあると、補修費用がプラスされることがありますので、予算は余裕を持って考えておくといいでしょう。

天井・壁・床の貼替えをセットにすることで、コストダウンできるかも!
せっかくなら、一緒にリフォームした方が気持ちがいいですよね。
ぜひ検討してみてくださいね。
■トイレ設備の交換も含むリフォーム
トイレの交換・壁紙や床材一式の工事相場費用:¥100,000~¥500,000
選択するトイレのグレードによって、価格は大きく変わってきます。
また次のように、トイレの交換にプラスされる場合のコストアップも想定が必要です。
- 配管や壁の工事など大がかりの変更
- 洗面手洗い台の設置
- コンセントの追加
- ペーパーホルダーや手すりなど付属品の設置

なんとなく費用は分かるけど、幅が広くて実際どうなるのか怖いわよね。
リフォーム業者は悪徳なものも多いって聞くし……
お友達にもここが良いわよって、強く言いにくいわ。

母さんの心配は、とってもよく分かるよ!
実際に僕たちがリフォームしたときも、はじめは不安だったよね。
だからこそオススメしたいのが「リフォーム見積一括サービス」なんだよね。
リフォームの依頼時に重要なのは「複数の業者に見積を依頼して、内容を比較すること」。
でも同じ内容の見積を依頼するのは手間がかかり、真偽の見極めが難しいですよね。
そんな時に頼りになるのが身元がしっかり保証されているリフォーム業者を紹介し、まとめて見積を依頼してくれる「見積一括サービス」なんです。
これまでにも詳しくお伝えしてきましたので、こちらの記事で確認してみてください!
DIYでトイレのリフォームは出来るかな!?
「業者に依頼しなくても、自分たちでリフォームできらたいいな!」って思いませんか?
材料費だけでできるし、なにより思い出になるDIYは僕も大好きなんです。
トイレ本体の取り換え工事は、配管からの水漏れや漏電などの大きな事故につながります。
専門的な知識がない場合は、業者に依頼した方がよいでしょう。
壁紙や床の貼替えであれば、気軽にDIYできるかもしれませんね。
こちらの方は、元々の床材の上に好みの柄のクッションフロアを貼っているようです。
引用:Instagram

新聞紙で型を取って、はさみでチョキチョキ切って貼っていく。
こんなDIYなら、自分でもできそうですよね!
DIYで楽しく素敵なトイレにするアイディアをたくさんご紹介しています。
コチラの記事も、ぜひ参考になさって色々チャレンジしてみてくださいね。
トイレリフォームの決め手?こだわりの床材や壁紙でオシャレに!のまとめ
毎日使うトイレだからこそ、気持ちよく過ごしたいですよね。
今回はトイレの床材や壁紙にフォーカスして、次の3つのポイントをお伝えしてきました。
- 水や汚れの気になるトイレのオススメの床材として「クッションフロア」と「タイル」を、詳しくご説明しました。
- 床材だけでなく壁紙も「抗菌」「抗ウィルス」「汚れ防止」など機能性のある商品があり、インテリアコーディネートを素敵にするヒントとなる実例ととともにご紹介しています。
- 実際にリフォーム業者に依頼する時に大切な「見積の比較」についてお伝えすると同時に、DIYで楽しいトイレ空間にするアイディアもご覧いただきました。

便器交換や手すり設置だけでは、味気ないリフォームになっちゃうわね。
壁紙や床を変えることで、長居したくなるトイレ空間になることが分かったわ!

健やかに暮らすために、トイレは大切なお部屋のひとつ。
リフォームで心にも体にも、お掃除する人にも優しい空間になるといいよね。
トイレの床材や壁紙をリフォームすることで、気持ちよい毎日になりますように!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
トイレって毎日必ず使う場所だから、リラックスしたいわね。