欧米化の影響で畳の使用が減少しフローリングのみの住宅が多くなってきています。
一度は畳からフローリングへリフォームを考えたことはありませんか?
ですが、それにはどのくらいの金額がかかるのでしょう。
今回はそんな疑問にお答えしていきたいと思います。
■目次
【畳からフローリングへ!!】畳とフローリングの違いは?

畳とフローリング、変える前にそれぞれどんな違いがあるのか、メリットやデメリットを比較してみましょう。
畳のメリット、デメリット
畳を使用していく上でどのようなメリットやデメリットがあるのかご紹介します。
- 調湿効果:日本特有の高温多湿に対応しており、湿気が多い時期は湿気を吸収し冬などの乾燥した季節には含んだ水分を放出します。
- リラックス効果:い草の匂いで癒される気分になったことはありませんか?い草の芳香成分にはリラックス効果があると言われています。
- 防音:空気を含んでいることでクッション性があり、防音効果もあります。
- 定期メンテナンスが必要:3〜4年に1回裏返しや表替えを行う。10年で畳材の交換が必要です。
- 脱色:日焼けや酸化環境が原因で、徐々にい草が変色します。
- シミになりやすい:水分の吸収がいいため、畳に何かこぼしてしまうとすぐに染み込んでしまいます。
- ダニが発生しやすい:湿気を吸い込んだ状態が続くと、ダニが発生しやすくなるため、こまめな換気が必要になります。
- 家具の重さでへこむ:柔らかい素材のため、重い家具を長時間置くことでへこんでしまいます。
フローリングのメリット、デメリットは?
では、フローリングのメリットとデメリットはなんでしょう?
- 掃除が楽!:何と言っても大事になるのが維持。水分をこぼしてしまってもすぐに拭き取ればシミになることもありません。
- ダニが発生しにくい:掃除が楽で綺麗な状態を保てるので、ダニが発生しにくいです。
- メンテナンスの必要がほとんどない:表替えなどの大がかりなメンテナンスの必要がなく、日々のお手入れで状態を保つことが出来ます。
メリットを見ると、畳のダメなところをカバーしているような気がしますね。
そんなフローリングにもデメリットはあります。
- 足元が冷える:どうしても保温性がなく足元が冷えてしまいます。
- 水に弱い:メリットに挙げたようにすぐに水分を拭き取れば問題ないですが、長い間水分がフローリングに触れている状態が続くとその部分が膨張したり変色します。また湿気にも弱く窓際がカビてしまうこともあります。
畳にもフローリングにも、いいところと悪いところの両方がありますね。
【畳からフローリングへ!!】リフォームの相場は?

それでは一番気になる相場!
リフォームにはどれくらいの金額がかかるのでしょうか?
まずフローリングには種類があり、種類で値段の相場が変わってきます。
その種類として単層フローリングと複合フローリングというものがあります。
違いは、無垢材から直接切り出す単層フローリングに対し、複合フローリングは合板に板を張り付けて出来ています。
それぞれの特徴を簡単にまとめてみました。
単層フローリング(無垢材) | 複合フローリング | |
メリット |
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デメリット |
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価格 (1㎡あたり) |
6,000円~15,000円 (6畳1室の工事費:15万円~25万円) |
3,000円~8,000円 (6畳1室の工事費:13万円~20万円) |
価格については、マンションなどの集合住宅では、防音の等級が決まっていることが多いため、割高になります。
期間としては、和室を洋室にリフォームするのか、壁紙も合わせて変えるのかなど、工事の内容によりますが、1~3日程度かかります。
フローリングの種類については、こちらにまとめてあります。
【畳からフローリングへ!!】メリットの多い方を選択しよう
畳からフローリングへリフォームしたい理由は様々だと思います。
- 子供が産まれたから安全面や使いやすさを考慮して
- 親の介護で段差や室内での車椅子などの特殊なものの使用が必要になった など…
畳にもフローリングにもメリットがあるのでどちらが今の環境にあっているかも考えていけるといいですね。
そして、その用途やどのような理由で行いたいかなどはっきり決めておくことで、素材も選びやすくなってくると思います。

また、費用もなるべく抑えていきたいですよね!
そのためには、業者ではなく自分でなるべくできることは自分でやるいわばDIYや、介護などで必要なリフォームは補助金も検討するなど方法もいくつかあります。
畳からフローリングへのDIYはこちらをご参考ください。
自分のライフスタイルに合ったリフォームを見定めることで、費用を抑え、より快適な生活を送ることが出来ますよ。
最後まで読んでくださりありがとうございます。