
「衣」・「食」・「住」
この中で一番重要と思うものは何ですか?

もちろんどれも重要だと思います。
なぜなら、無くなればたちまち人間は健康に被害を及ぼす可能性があるからです。
また、今まで人間らしい生活を送れていたのに、その安定した生活が一気に失われますよね。
その一方で、
「衣」 ⇒ 「ファッション」
「食」 ⇒ 「フード」
「住」 ⇒ 「インテリア」
どれもコーディネーターという言葉がつながるように、「衣・食・住」は専門的な知識が必要な要素も含んでいます。
そして、みんなから趣味や娯楽としても愛されているものですよね♪
なので、この3つはとても人間にとって欠かせない大切なものであり、すごく奥が深いものだと思います。
ただ、この「衣・食・住」という言葉。
1セットでよく使われますが、この3つの中で他の2つに比べ圧倒的に違うものがあります。

人が生きていくうえで必要な「衣」「食」「住」の中でも、圧倒的にお金がかかるのは「住」だからです。
読者様も「家は人生で一番高価な買い物だ!」というコメントは耳にしたことあるのではと思います。
そして高額であるために購入した後も気軽に手放すこともできません。
そのため、家は読者様の生涯設計の一部として考えていく必要があります。
つまり、定期的にメンテナンスし末永く上手に付き合っていかなくてはいけません。
ですが、実際に家をリフォームするとなると、日頃から「衣」「食」のように慣れ親しんでないので、「まず何をすればいいの?」から始まります(汗)
おそらく「リフォーム会社を探すところから始めなきゃ!」と思うはずです。
そして、とりあえずインターネットで費用を調べたり、なんとなく思い当たる業者に連絡して見積をとるという流れになります。
(実はこれが大間違いということを後でわかりやすく説明しますね)
ですが、調べてみるとここで初めて気付きます。
「予想以上に費用が高い・・・。」
なので、「少しくらい古くなっても、あるいは壊れても、生活できているから今は積極的にリフォームしなくてもいいかな。」という結論に至ります。
これが、リフォーム検討時のよくあるパターンですよね(汗)

「とりあえず今回は先延ばしにしたけど、いつかはしなくちゃな・・」って。
ただ・・・
もし、家の中で「ちょっと傷んできたかも」とうすうす気づいている所があるなら、被害が大きくならないうちに早めに対策しておいた方が、結果的に無駄な費用がかからなくて済むかもしれません。
たとえば、こんなところが徐々に傷み始めてませんか?
踏むとふかふかしている脱衣所の床。

黒ずんではいますが、見た感じはそんなにひどくなさそうです・・・。
でも、クッションフロアをはがしてみると

このように床板はボロボロです・・・。
これをそのままにしておくと、やがて家の土台である基礎部分まで腐食が進んでしまうかもしれません。
あるいはこんな古い浴室はよく見ますが、解体すると・・・

あらわになった壁の部分がこんなにも腐っています!

湿気で腐っているだけではなく、シロアリにも侵されていることもよくある話です。
もしそのままにしておいたら、どんどんシロアリに食い尽くされ、取り返しのつかないことになってしまうかもしれません。


当然ですがこんな状況は誰もが避けたいと思っています。
ただ「本当はリフォームしたい」と心のどこかで思っているものの、決してリフォーム費用は安くはないので、どうしても実際に行動に移すまでには、年単位の時間がかかることも珍しくありません。
結果として、劣化が予想外に進んでいたことが発覚し、想定以上の費用を払うことになってしまうのです。
読者様も、時間の経過とともにどんどん家が悪い状態になっていく事ぐらい言われなくても分かってますよね(汗)
つまり、裏を返せば
「潜在的にリフォームしたいと思っている人はとても多い」
と想像できます。
それを裏付ける調査結果があります。
こちらは「住宅リフォーム推進協会」が毎年行っている動向調査の結果です。
モニター集団の中から、条件に該当する人を無作為に抽出、依頼し、性別×年代(30 代/40代/50 代/60 代/70 代以上)がなるべく均等(=人口構成比に近い形)になるよう 10,000 件を目途にアンケート実施(H28)。

引用:住宅リフォーム推進協会
この結果を見ると、”リフォームしたい”という人は、30才代から徐々に欲求は高まり、40才代ですでに50%を超え、50 才代でピークの51.6%と半数以上の人が潜在的に気になっていることが分かります。
ここに来て下さった読者様も、おそらくこの年代に該当する方が多いのではと思います。
つまり、
この30~50才の年代はリフォームにとても関心があり、また同時にリフォームに対して悩んでいる人が多い
そこで、この年代の悩みを調べてみました。
- 寒くて古いタイル張りのお風呂をリフォームしたい。(46歳 女性)
- キッチンが使いにくく汚れているので、もっと掃除のしやすいキッチンにしたい。(33歳 女性)
- トイレにウォシュレットと暖房機能をつけたいが、コンセントがないのでできない。(34歳 男性)
- 天井に雨漏りのあとがある。雨が降る度に心配でチェックしている。(42歳 男性)
- 以前は気にならなかったが少しずつ壁紙が黄ばんできた。(47歳 女性)
- 前回のシロアリ予防から5年以上経過して保証が切れているが、床下点検を自分でするのは難しい。(55歳 男性)
- 古い家なので、最近頻発している大きな地震に耐えられるか心配だ。(38歳 男性)
- 高齢者の自分がつまずき怪我したら周りに迷惑かけるので家の中の段差をなくしたい。(59歳 女性)

■目次
「我が家」と「実家」のリフォーム事情

このようにリフォームしたい場所や事情は様々で、悩みも人それぞれです。
でも、やはり多くの人が、「我が家」に関して悩んでいることが分かりました。
でも、実は悩んでいるのは「我が家」だけではないんです。
これは戸建てリフォームを考えている730人のうち、検討の対象としている住宅の名義内訳の調査結果です。

引用:住宅リフォーム推進協会
30 才代は「我が家」ともに“親・配偶者の親”の「実家」をリフォームしてあげたいと考えている人が多い
つまり、自分達の親には、この先も安全で安心な「我が家」で快適に過ごして欲しいとその子供達は願っているという結果です。
そして、いずれはその「実家」をこの世代が維持管理していく当事者になるかもしれません。
「我が家」というのは、住む人にとって心のよりどころです。
そして、「実家」はかつて自分が暮らしていた大切な場所です。
たとえば、旅行ってとても楽しいですが、何日も出かけていて「我が家」に帰ると、妙にホッとして落ち着くものですよね。
(靴下をポイっと脱ぎ捨てる瞬間は最高です♪)
夏休みやお正月に実家にしばらく帰った時は、普段以上にのんびりできるのも「実家」というたまらなく懐かしくもあり居心地がいい空間に身を委ねられるからだと思います。
(ただ自分の家に帰って体重計に乗ると・・え?うそ・・・?って毎回なります(汗))
そんな自分の居場所が、安全でなくなり安心できなくなると、次第に精神的な負担にもなってきますよね・・・。
そしてそんな自分もちょうど30代であり、この結果に漏れず、ひょんな事から母の実家のリフォームを検討することになったのです。
僕が母の実家をリフォームすることになった理由

僕はどちらかというと、必要に迫られて実家をリフォームしました。
それは、母の体調不良(めまい、頭痛)の原因が家の傾きである可能性が高いことが発覚したからです。
そこから僕はリフォームのことを調べ始めました。
調べていくうちに、築20年が経とうとしている実家はいろんな場所が傷み始めていることも分かり、やはりリフォームが必要であることを実感しました。
家の売却や中古住宅・マンションの住み替えなど選択肢もいろいろある中で、最終的に母と相談し、実家をリフォームすることに決めました。
そこからさらにリフォームの業界のことや、リフォームの費用を調べていくうちに、
「業界の事情を知っているのと知らないのとでは、こんなにも費用の結果が違うのか・・。」
という事実に、正直とても焦りました(汗)
業界の様々な事情についてはこちらでまとめています。
もちろん母の体調が心配だったので一刻も早くリフォームしてあげたい気持ちがありました。
ですがその一方で、わからないことだらけの状態で、リフォーム会社を決めることは、僕は怖くてできませんでした。
何となく決めたリフォーム会社の担当者がいい加減な人で、万が一、施工にも不具合が生じたりしたら、ずっと母はストレスを抱えたまま生活を送ることになるからです。
そして、日々のストレスと健康はとても密接な関係があると言われているからです。
僕が母を守らなくてはいけません。
さらに、僕達には決して避けては通れない課題もありました。
そう、「費用の問題」です。
一般的なリフォームにかかる中心価格帯は1000~1250万円と言われています。

引用:ホームプロ
ちなみに、母の今回の予算は850万でした。
なので、中心価格帯よりも低い分、シビアに考えなくてはいけません。
そこで、「リフォーム見積一括サービス」を利用し、その結果をもとに、本命のリフォーム業者を絞り、詳細な見積を依頼しました。
僕はまだ伝えきれてなかった母の希望する理想のリフォームをまずは全部伝えてみました。予算よりも高くなることは予想していたのですが、最初に相手から提出された見積額は・・・なんと予算よりもかなりオーバーでした(汗)
この結果には、いつもは明るい母もさすがにショックが隠しきれない様子・・。

なぜなら、そこからいろいろ工夫して、費用を削減できる方法を知っていたからです。
そしてその結果、ついに7ケタの費用削減を達成し、母が思い描いていた理想的なリフォームを実現することができたのです。
その秘訣は当時の「見積書」や「施工写真」も交えながらこちらでかなり生々しくお伝えしています(汗)
\ リフォーム体験談はこちら /
▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼
読者様にも、ぜひ満足のいく最高のリフォームを実現して欲しいと心から願っています。
(でも、けっこうリフォームって思ったより大変ですから時には無理せず適度に休んでくださいね)
世の中の「リフォームの悩み」を確認しておく

冒頭でも触れましたが、リフォームのことで悩んでいる人は本当にたくさんいます。

このグラフは「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」に寄せられたリフォームに関する毎年度の相談件数の推移を調べたものです。
近年は相談件数が軒並み右肩上がりであることが分かります。
たとえ他の人からみれば些細な悩みだとしても、家は毎日過ごす場所ですから、積み重なると次第にストレスは大きくなっていきます。
特にこれからどんどん増えていくと予測される「独り暮らしの高齢者」は尚更リフォームの悩みも尽きないのではないかと思います。
そしてそのリフォームの悩みは、決して家の住人だけではありません。
距離が離れていても関係なく家族全員の悩みになるのです。
だからこそ、「我が家」でも「実家」でも、その時に対応できる家族がなるべく早くリフォームを検討し、生活環境を整えてあげるべきだと思います。

では、世の中のリフォームの悩み事がどんなものなのかさらに詳しく調べてみました。
その結果がこちらになります。

引用:住宅リフォーム推進協会

「費用」と「業者」
上記の調査結果からも、リフォームの不安や心配事のほとんどは、「費用」と「業者」に関することであることが分かります。
当たり前かもしれませんが、リフォーム費用は場所や内容によって価格相場が違います。
条件によってはローンを組んで何年もかけて支払うほど高額になることもあります。
なので、施主側にとってリフォーム費用は、日常生活にも影響するのでかなり切実な問題です。
ですが、リフォームの価格相場を調べていくうちに、読者様はさらに困った事態になるかもしれません。
それは・・・
実は、リフォームの費用って共通の相場がないんです(汗)
調べてみると分かると思いますが、一見同じ場所で同じようなリフォームの内容でも業者が違うとまるで費用が違うことに気付くはずです。
「あれ?さっきはこれぐらいの「費用」だったよね?どう見ても同じような内容なんだけど。」
となり、最後は・・・
「もしかしたら、この「業者」は・・。うーん、怪しい。」
となってしまうのです(汗)
「費用」が高額だったとしても、「業者」が提示しているものが適正な相場であると納得できればいいのですが・・・


つまり、「費用」と「業者」って調べていけばいくほど、なんだか実態がなくフワフワしているんです!
だから、こんなにも「費用」と「業者」で悩み、相談件数が軒並み右肩上がりで増え続けているんです(汗)

逆を言えば、「費用」と「業者」の悩みさえ解決できればリフォームはかなり良い結果が期待できるってことです。
そこで、この「費用」と「業者」の悩みを解決できるコツをここから掘り下げていきます。
今からお伝えすることを実践して頂ければ、読者様もこの「費用」と「業者」の悩みが解決できるのではと思います!
悩みが理解できた次は、リフォームで失敗しないためのコツ!

ところで、
リフォームで失敗しないためには、どうしたらいいのでしょうか。
大金を払えば、いい工事をしてもらえるのでしょうか。
有名な大手企業を選べば、絶対に失敗しないのでしょうか。

消費者の暮らしの問題を扱う国民生活センターのホームページにいくと、「訪問販売によるリフォーム工事や点検商法」という項目があります。
いきなり訪問し、「家の状態が悪いですね」と必要以上に不安を煽り、契約までもっていく商法です。
悪質なリフォーム工事は、いまだにひとつの項目として集計され取り上げられるほど、多くの相談が寄せられているのです。
もっと言うと、リフォーム業界は悪徳業者もやっぱり多いんです。
「いやいや、悪徳業者って。このご時世、それは一昔前の話なんじゃ?」
って思われた読者様もいるかもしれませんね(汗)
では、こちらをご覧ください。
悪質リフォーム対策検討委員会(国土交通省HP)
これは国土交通省のHPです。
リフォームに関するトラブルに巻き込まれた被害者は後を絶たず、国も率先して撲滅にむけて動いているんです。


こちらは「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」に寄せられた電話相談の内訳です。
特に、金額にまつわる相談が94.2%という結果になっています。
つまり、これらをまとめると、
近年は「費用の問題」で業者とトラブルを起こし、自分で解決できずに苦情・相談の電話をしてくる人が圧倒的に多い
ということが分かります。

相談者が希望する解決内容は「修補して欲しい」が最も多いのは納得です。
ですが、注目すべき点は赤い矢印の項目です。
「損害賠償を請求したい」
「契約を解消したい」
これは最も施主や業者が避けたい項目だと思います。(訴訟なんて精神的に負担過ぎますよね(汗))
ですが、2つともに「新築住宅」よりも「リフォーム」の方が割合が高いんです!
実際に住宅産業はトラブル産業とも呼ばれていて、住宅訴訟は年間1000件を超えるそうです。
そして訴訟の解決までには、平均2年もの歳月がかかるとのこと。
リフォームした住宅に不備があったとして、2年もの間そのまま放置されては、住んでいる人は不便で不安で仕方ありません(汗)
でも、残念ながら住宅の被害は、結局のところ住んでいる人がこうむるのです。
訴訟になっているだけで1000件以上ですから、訴訟を起こさず泣き寝入りしている人がかなりの数いるはずです。
実際は、トラブルはもっと多いに違いありません。(訴訟に自分が巻き込まれたとしたら不安できっと夜も眠れません(汗)私生活や職場まで影響しそうです・・・)
とは言っても、トラブルに巻き込まれるのは嫌だからと見てみぬふりをしてリフォームを先延ばしにしてしまうと、じわりじわりと劣化は進行します。
結果として後手にまわり、本当は必要ない費用がどんどん加算されていっては本末転倒ですよね(汗)
「業者とのトラブルに巻き込まれたら面倒だからリフォームをできればしたくない・・・。」
「でも、リフォームせず先延ばしにすれば劣化はどんどん進み、費用が割高になってしまいそう・・・。」
つまり、リフォームで失敗しないためには、このジレンマを整理しておくことが必要なんです。
ここだけの話、この「費用」と「業者」の問題を理論的に深く考察し、紹介しているサイトってなかなかないと思います(汗)
そのため僕も当時はすごーーーく悩みました・・・。(悩んでいたけれど、その本質が分かってなかったんです。)
そこで、ここからは「費用」と「業者」の問題の本質とこのジレンマから抜け出すための本質的な考え方をお伝えします。
そのあとで「リフォームを成功させる秘訣」や費用削減するための「リフォーム完全マニュアル」についてご紹介したいと思います。
ただ、読者様のためにできるだけわかりやすくお伝えしたいと思いまとめてみたのですが、想定以上の気合の入った情報量になってしまいました(汗)
中には時間に限りがあり、お忙しい中読んで下さっている読者様もおられると思います。
そこで、すぐに「リフォーム成功の秘訣」や「リフォーム完全マニュアル」について知りたい読者様は、下記のリンクをクリックするとジャンプしますので、こちらからどうぞ!

「費用」と「業者」問題の本質「負のスパイラル」とは

そもそもですが、僕たちが「家をリフォームしたい」と思っても、つい二の足を踏んでしまうのはどうしてなんでしょうか?
先ほどリフォームの悩みの本質は「費用」と「業者」と一言でお伝えしましたが、もう少し掘り下げるとこちらになります。
- 費用がどれくらいかかるのか、リフォームの価格相場がわからない!
- 悪徳業者に騙されるのではないか。業者選びや手続きが面倒!

リフォームの悩み【費用】
① 費用がどれくらいかかるのか、リフォームの価格相場がわからない!

もしかするとリフォームは、新築や中古の家を買うよりも、分からないことが多いかもしれません。
たとえば家を買う場合は、
「んじゃ、この週末に住宅展示場に試しに行こうか。」
となりますが、リフォームに「リフォーム展示場」はないので気軽に業者間で相場を比較することもできないですよね。
リフォームにけっこうな費用がかかるのはインターネットなどで調べればおおよそ分かります。
ただ、自分のリフォーム費用が具体的にいくらかかるのか、自分のしたいリフォームの妥当な価格帯はいくらなのか、そこはやはり分かりません(汗)
そこで、
「近所のリフォーム会社や工務店に聞いてみよう。」
という事になります。
見積書を提出され、そこで初めて自分の具体的な費用が分かります。
しかしながら、その費用が妥当なのかどうかわかりません。
もっと言うと、その会社が信用できるかどうかもわかりませんよね?(汗)
さらに、思ったより高額だった場合でも、断るのもなかなか気が重いです・・・。
断りたくても断り切れない方も実際たくさんいると思います。
それが1社でも気が重いのに、複数の会社から見積をもらうことを想像すると・・・。
最初からちょっと気が滅入りますよね(泣)

「もしここをリフォームするとしたら?」
くらいの気軽な気持ちで聞きたいのですが、実際、リフォームになるとそういう場所が実はないんです。
だから、この先行きの不透明さに不安を感じ、二の足を踏んでしまうんです。
なのでこの業界は、
費用において、僕たちのような一般の人がリフォームに関する知識を身につける場所や機会はとても少ない
と言えます。
リフォームの悩み【業者】
② 悪徳業者に騙されるのではないか。業者選びや手続きが面倒!

リフォームを手がけている会社って、実は意外にたくさんあります。
- ハウスメーカー
- リフォーム専門店(もともと建材店、工務店、設備工事会社だった)
- 設計事務所
- 住宅設備メーカー
- 電気・ガス・水道会社
- 塗装、内装、屋根、タイル、左官など専門会社
- デパート、ホームセンター、家電量販店、不動産仲介業者

ますますわからないわ・・・
リフォームを後回しにしてしまう理由に、「どこに頼めばいいのかわからない」というのがあります。
自分の交友関係に知り合いでもいない限り、リフォーム会社のことを知る機会はほとんどありません(汗)
まず、リフォーム会社ならどこでもいいのかというと、決してそうではありません。
「リフォーム会社」と名乗っているのであれば、どんなリフォーム工事でも請け負ってくれる会社がほとんどでしょう。
でも、リフォーム会社にも、得意不得意が本当はあるんです。
読者様も、リフォームを頼もうと思った会社が、自分のしたいリフォームの実績が実はほとんどないとわかったらどうでしょうか?(汗)

以前、僕は週末に体が異常にだるくて我慢できず、総合病院の緊急外来に這うように行きました(泣)
そしてその日はたまたま当直が整形外科の先生だったのですが、「はい、これはあなた風邪だね!」と簡単に診断を下されました・・・。正直めちゃくちゃ不安でした(汗)
(この異常なだるさが普通の風邪?!絶対にうそじゃんって正直思いました(汗))
今思うと、先生もジャンルが違うのに、目がうつろで死にそうな僕を診断するのも大変だったと同情しますが(汗)
(結局次の日改めて専門医に診てもらうと肺炎になりかけてました・・。)
安易に依頼した近所のリフォーム会社や工務店が実はそのリフォームは不得意だったってケースも十分にあり得ます。

施工後に、やっぱりしなければ良かったと泣き寝入り決定です・・・。
たとえば、大手ハウスメーカーで新築住宅を建てた場合は、一定年数が経つと同じ系列のリフォーム会社から連絡がある場合が多いと思います。
その場合は、自分が住んでいる家を作ったメーカーさんなので、技術面では信頼できるでしょう。
でも、大手ハウスメーカーは宣伝広告費も含まれるので割高なことがやはり多いです。
仮に価格が高くて折り合いがつかなかった場合でも、今後も末永くお付き合いしていくことを考えると、ちょっと断りにくい状況になるかもしれませんね(汗)
また、近しい関係でリフォームを頼める業者がいる場合は、まったく知らない業者よりも信頼できます。
ただ、困ったことに別の悩みが発生するケースが割とあるんです・・・。
以前、雨漏りを修復してもらってたところから、思いっっきり漏れてました…Σ(・□・;)いやーーー‼︎安心してたのに!リフォーム詐欺見たいじゃんかよー( i _ i )母の知り合いなので、文句も言えない…
— sexyvoice4月14日はユニバへGO! (@lovely_funky) 2014年8月9日
引用:Twitter
リフォーム屋さんこない。電話きたら忘れてたと。こういう時に知り合いだと強く言えない。
— 映子3 (@sakanamammy) 2017年7月5日
引用:Twitter

これじゃ完全に負のスパイラルです・・・(汗)
やはり、この根底にあるのは「費用」と「業者」に対する不安です。
もっというと、僕も読者様も自分の家の妥当な費用相場が分からないし、業者の実績や得意ジャンルも分からないので、
「この選択は本当に正解だろうか?もしかしたら自分は損しているんじゃ・・・。安心してこの会社にお任せできる?」
という不安です。
大半のリフォーム会社は、きっと真面目に仕事をしていると思うのですが、僕たちには見分けがつきません。
真面目なリフォーム会社なのに僕たちが疑いの目で見てしまえば、それまでですよね(汗)
自分が信用していなければ、相手と信頼関係は築けません。
意思疎通がうまくいかないことで、いらぬトラブルを招いてしまう可能性は確実に上がります。

だから、この「負のスパイラル」から抜け出すためにも「費用」と「業者」に対する不安を取り除くことが必要なんです。

傷んだ家は自然治癒しない!

「ここは直した方がいいな」
「これ、最近調子がよくないな」
家の傷みが気になって、ふとこう思うところがあるなら、早めに対応するにこしたことはありません。
早く直した方が、被害も費用も少なくて済みます。
家も、人間と同じなんです。
人が定期的に健康診断を受けて自分の体をメンテナンスするように、家も定期的にメンテナンスが必要です。

壊れたところや傷んだところは、自然には治癒しません。
そのままにしておくと治癒どころか、ますます傷みはひどくなって、健康な場所までむしばんでいきます。
傷みの範囲が大きく広くなるほど、リフォームの範囲も大きく広くなって費用もかかってしまいます。
これは戸建て住宅の場合ですが、築年数とリフォーム費用の関係を調べたグラフです。

引用:住宅リフォーム推進協議会
リフォームの平均金額は築年数に比例し上がっていき、築年数が30年以上になると、500万から1000万以上の割合が18.7%と増加しているのがわかります。
特に、壊れてしまうと生活に困るものについては、早めのメンテナンスが重要です。
例えば、給湯設備が壊れてしまうと、僕たちはたちまち困ってしまいますよね。
すぐに修理しないと、お湯が出ないのでお風呂にも入れません。
急いで修理をするとなると、複数の会社に現場を見てもらって見積を比較して・・・。
なんて悠長なことをしている時間はありません(汗)
こうなってしまうと工期や費用も、業者のいいなりになってしまう可能性が高いです。

家の中で気になっているところを、見て見ぬフリをしていていいことは何もありません。どんどん劣化が進行していくだけです。
お金に余裕があれば、傷んでしまった古い家は手放して新しい家を建てたりできます。
マンションを買うという選択肢もあるでしょう。でも実家の場合は、残念ながらそれだけのお金はありませんでした。
もう少し価格の安い中古の戸建住宅やマンションも検討しましたが、状態のいい物件は価格もそれなりに高額でした。
逆に手が出せそうな価格帯の物件は、何かしらのリフォームをしないと住めそうにありませんでした。
どちらにしてもリフォームするなら、僕としては思い入れのある実家をリフォームしたほうがいいなと思いました。

「この家と共に生きていく。」

・・・というと少し大袈裟ですが、母はそんな気持ちだったのかもしれません。
「家の売却」や「中古マンション住み替え」なども調べている僕に気を使ってくれていたのか、母から直接聞いた訳ではありません。
でも僕にはそんな気持ちがなんとなく伝わってきました。
生前の父と建てた家に対しては僕よりも思い入れがあるのは当然だと思います。
また、母のように50代以上の人の場合は、ちょうど「終の棲家」について考える年代でもあるかもしれません。
住み慣れた土地でずっと生きていきたいと考える人も少なくないかもしれませんね。
「傷んだ家は自然治癒しない」ことを認識し、読者様も最善の選択をとってくださいね♪
リフォームを諦めない!

調べものに大変便利なインターネットが普及してきて、リフォーム費用も少しずつオープンになってきました。
でも僕は、自分の家のリフォーム費用の相場は「わからない」と考えています。
それはインターネットでどんなに調べても出てきません。
なぜなら、家はオリジナル性が高く、まったく同じものはふたつとないからです。
買ったときはA号室もB号室も同じ仕様だったマンションでさえ、住む人によって中身は変わります。
住み方によって劣化具合も当然変わってきます。
同時期に住み始めたA号室とB号室で、同時期に浴室のリフォームをしたとしても、まったく同じ金額になるかどうかはわからないのです。
インターネットでわかりやすいのは、住宅設備本体(システムキッチンやユニットバスなど)の価格です。
でも、それを設置する工事費用はリフォーム会社によって違うはずです。



諦める必要はありません。
僕は、リフォーム費用を理解する上で大切な要素は3つあると思っています。
リフォーム費用の相場はわからないと理解し、まずは今回のリフォームに出せる費用の上限を決めてしまいましょう。
費用の調達方法は「自己資金」や「リフォームローン」など様々でしょうが、出せる金額には限りがあるはずです。
今後の家計のことも見据えて、無理のない資金計画を練りましょう。
最近では本当に金利の安い魅力的なローンプランが各社から打ち出されています。
ほんの金利が数%変わるだけでも、生涯支払うお金はウン百万違ってくることも可能性として十分ありますよね。
こちらでは、人気のある銀行を中心に「リフォームローン」について分かりやすくまとめています。
この予算がはっきりせずふわっとしている場合、例えば「300万から400万くらいかな~」のような感じだと、リフォーム業者の言いなりになって見積金額がどんどん高額になる可能性があります。
だって、300万と400万って100万円も差があるんですよ!
100万円って大金です(汗)
これが削減できれば、そのお金で、たとえば家族でかなり贅沢な旅行も出来ますし、欲しかった家具も買えますし、他にもいろいろしたかったことがほぼ実現できますよね!(ちなみに僕も削減できたお金で母と温泉旅行に行くことができました♪)
なので、自分の貯金や借りられる金額から、あらかじめ出せる金額を「300万まで」「400万まで」というように決めておきましょう。
そこから、まずは自分のしたいリフォームの内容を全部リストアップし、見積を依頼する業者に現実的な範囲内で自分の想いをぶつけてみてください。
最初から夢を諦める必要はないと思います。
個人的には、読者様も自分のしたいリフォームの理想像は大切にして欲しいです。
そして、見積が出た後は、何にこだわって何を諦めるのか、取捨選択をすることになると思います。
ここでも、最初は「お風呂場だけ」と思っていても、「ついでに脱衣所も」「せっかくリフォームするならいっそのこと水回り全部」なんて、夢はどんどん広がります。(いろいろ想像している時が一番楽しいですよね♪)


※詳しくはリフォーム体験談で
ただし、決めた予算内ですべての希望を叶えることが出来るのであれば必要ありませんが、なかなか実現するのは難しいことも多いですよね。
ですから「ここだけは絶対にリフォームしたい!」という箇所を決めておくと良いです。(ちなみに母の場合は、キッチンとパーゴラテラスが希望でした。)
ここまで理解して頂ければ、あとは信頼できるリフォーム業者3社ほど選んで、相見積をとり、このような手順で本命の業者を決めていくだけです。

で、信頼できるリフォーム業者って、どこにあるの? しかも3社なんて!難しくない?

最近では、家にいながら自分にピッタリのリフォーム業者を探せるんだ!
リフォームの成功は、業者選びでほぼ決まる!

実は、ここまで読んで下さった読者様はもうリフォームに大失敗する可能性はかなり低くなっていると思います。
なぜなら大半の人は、この世の中のリフォームに関する悩みを深く認識せずに、安く費用を抑えるコツだけをインプットしようとするからです(汗)
そして最も大事な「費用」と「業者」の問題をすっ飛ばして、本番に臨むからです。(木を見て森を見ずっていう言葉ありますよね!)

- 家のリフォームに対する知識に関心ない。
- 急に家に不具合が発生しあわててリフォームを頼む。
- 見積内容が難しいとすぐさじを投げる。
- なんとなく適当に決めたリフォーム会社に連絡している。
- リフォーム会社の見積比較検討をしない
悪質なリフォーム会社に高額な費用を支払わないためにも、しっかりとした「費用対策」と「業者選び」がとても重要になってきます。
僕が7ケタのリフォーム費用を削減できたのは、上記の「トラブルに巻き込まれやすい人」の特徴を参考にした上で、次のことを実行したからだと思います。
- 取捨選択できる知識と技術を身につけ、本当に必要なリフォームだけを厳選した。
- リフォーム一括見積サービスを活用した。
これからお伝えすることをじっくりと読んで頂いて実行すれば、誰でもリフォームは成功できると思います!

読者様も冷蔵庫が欲しいのであれば、ヤマダ電機やケーズデンキに行けば買えます。
ラーメンが食べたければ、幸楽苑やバーミヤンに行けば美味しいラーメンが食べられます。
(僕は味噌野菜タンメンがたまらなく好きです(*´ω`))
それは、すでに形があるからできることです。
ですが、リフォームには、決まった形がありません。

ですが施主には、リフォームしたい理由や目的があって、こうしたいという希望がありますが、実際の工事の仕方はわかりませんし、希望が実現できるのかもわかりません。
つまり希望が実現できるかどうかは、リフォーム業者にかかっています。
信頼できる技術力

たとえば、業者に技術がなければ希望のリフォームはできません。形のないものを、理想の形にしていくためにはやはりそれを実現できるだけのノウハウや実績が必要です。
信頼できる営業マン
逆に、たくさんの設計経験、工事経験があって技術力が高くても、営業マンがいい加減な人では頼む気にはなりませんよね。リフォームはとくに人と人との関係が大切だと思います。何かをきっかけに信頼関係がなくなり、不信感が募ると一瞬にしてギスギスした関係になってしまう可能性もあります。

どんなに費用が高くても安くても、希望のリフォームができるかどうかはわかりません。
やはりリフォーム業者には、接客、ヒアリングからリフォームの計画や提案力、費用、設計技術や工事技術、アフターケアまで、総合的な力が必要なんです。

また、リフォーム業者との相性も大切ですよね。世間的に優れていると言われているリフォーム業者でも、自分と合うかどうかはまた別問題です。
言ってしまえば、リフォーム業者探しは、「婚活」のようなものなんです。
家に対する考え方は人それぞれ違います。おしゃれな家に住みたい人もいれば、見た目よりも機能重視の人、安さ一番な人、サービス重視の人、思いは様々だからです。

美人さんが好きな人もいれば、働き者が好きな人、節約家がいい人、器量よしの人が好きな人、確かにみんな、結婚相手に対する考えは違うわよね。
ところで(いつまでも独身の)あっくんは、どんな人が好みなの?(興味深々)




話を戻しますね。(やっぱり気になっているんだね・・)
先ほども触れましたが、リフォーム業者にはそれぞれ得意分野があります。
デザイン、技術、性能、費用の安さ、サービスなど、どこかに特徴があります。
デザインを重視したい人が、費用の安さが特徴のリフォーム業者に依頼しても、希望のリフォームは叶えられないでしょう。
知り合いに「いいリフォーム業者だったよ!!」と推薦されても、大いに参考にはなりますが、自分の価値観と合うかどうかは、最後はやはり自身の目で見極める必要があります。


リフォーム業者は、家の状態をざっくりと確認しつつ、僕たちの希望や予算を聞き、見積書を作成します。
もちろん費用も重要ですが、それは書面で残るのであとでじっくり検討するとして、僕が見極めたいポイントはそこではありません。

- 僕たちの話をよく聞いてくれる?
- 家の状態をよく確認してくれる?
- こちらの希望に対して、適切な提案をしてくれる?
- メリットだけでなく、デメリットも説明してくれる?
- 見積や工事内容、工事工程の説明は丁寧?
- アフターサービスの説明はしてくれる?
- 担当者との相性はどう感じる?
この項目をチェックして頂き、クリアできているのであればまず安心してお願いできると思います。
また、見積書自体からも業者の特徴を伺い知ることができます。
もちろん見積書ですから、リフォームにかかる費用を明確にしてあるのですが、その書き方は会社によって様々です。
見積書の見方のコツについてはこちらで詳しく説明しています。
事前訪問してくれた担当者も、後に提出される見積書もこの「視点」が判断基準になります。
「どれだけ読者様のために配慮してくれているか」
このように見極めるポイントは多いので、自分にとって優良なリフォーム業者を選ぶのは、じつはとっても大変な作業なんです。
しかしここをおろそかにすると、あとで痛い目に合って後悔してしまうかもしれません。
家に関することで痛い目に合うと、新たにリフォームをしない限り、何年も何十年もずっとそのままです。ずっと付きまとってきます。

「なんとなく聞いたことがある会社だから」なんて理由で決めてしまうと、後悔するかもしれません。
例えば、『リフォームのナカヤマ』って、ご存じありませんか?
全国に直営店を100店舗以上持ち、テレビコマーシャルもしていました。
人気テレビ番組「大改造!劇的ビフォーアフター」のスポンサーもつとめていたので、覚えている方もいると思います。
僕の実家近くにも店舗があったのですが、いつの間にか違うお店に変わっていて、僕は勝手に“どこかへ移転したのかな~”と思っていたのですが、調べると『リフォームのナカヤマ』はもうないとわかりました。
有名な大手リフォーム会社だった『リフォームのナカヤマ』がなくなってしまった理由のひとつに、下請会社の問題があったようです。
実際の工事を請け負う下請会社によって工事の質が左右され、一部の悪い評判が広がってしまったのでしょう。つまり・・・

「大手だから安心だよね」と思っていてはダメってことです。
数年後に仮にリフォーム箇所に不具合が生じても、その時に相談したい相手がなくなっていては困りますよね。
だから、安易に大手リフォーム会社に依頼することも僕はあまりおススメしません・・・(汗)
大手リフォーム会社の場合は、実際に工事をするのは下請会社であることが多いので、下請会社も含めて詳しく調べておくこともとても重要です。
リフォームに失敗したい人なんていません。
会社の規模に関係なく、大切な家を任せられるリフォーム業者に出会うことが、リフォームを成功させる秘訣なのです。


僕たちでもすごく簡単に、自分にピッタリのリフォーム業者を探せる方法があるんだよ♪
自分にピッタリのリフォーム業者を見つけよう!

今回は「リフォーム業界の真実」に切り込んでいきます。
今からお伝えすることを読者様も知ってさえ頂ければ、少なくともリフォームに失敗しないと思います。きっと、最高のリフォームが実現できますよ!