マンションでの騒音は近隣トラブルの原因になることがありますよね。
特に、リフォーム工事で出る音は予想以上に大きく、思いがけないところまで響いてきます。
実は、以前あまりにも大きな工事の音が聞こえてきたのですが、どこから響いてくるのか分からず、探しに行ったことがあります。
すると同じように探している人と遭遇しました。
一緒に探しに行ったところ、音の出ている場所はかなり離れた部屋からだとわかりました。
調べてみると二重構造の壁を通じて音が響き渡るのだそうです。
正直腹が立ちました。工事の後で引っ越されてきた人を見かけると今でも
「あの、工事がうるさかったお部屋の人だ!」
と思ってしまいます。
「挨拶もない」という言い回しがあるくらい、挨拶がないことは感じの悪い事。後でトラブルに発展することもあります。 挨拶って面倒に感じるかもしれませんが、トラブルが起きた後の処理と比べるとはるかに楽なんですよ。 今回はマンションをリフォームする場合の挨拶についてまとめてみました。 ■目次 工事をすることになったらマンションの規約に従って管理組合や管理会社に報告しましょう。注意事項があるかもしれないので、しっかり確認しておきましょう。 リフォーム業者は大抵「挨拶はこちらでやっておきます。」と言います。勿論やってくれるのですが、業者の挨拶は半分営業みたいなものです。 業者さんが挨拶回りをしてくれるとしても、施主が誠意を込めて「ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします」の気持ちを伝える方が印象がいいと思います。 業者さんと一緒に回っても、別々に回ってもいいですが、別々に回る場合は業者さんより早くご挨拶に伺う方が感じがいいですね。 遅くても1週間前までに伝えると親切です。近隣の方と生活時間帯が合わない場合は投函で充分です。 工事が長引く場合や大きい音が出ることがわかっている場合は手土産を持っていくのがオススメです。挨拶をするかしないか、ちょっとしたものでも送るか送らないかで印象が変わるものです。 リフォームの挨拶と手土産に関してはこちらの記事もご覧ください。 大体の予定や連絡先を伝えておいてくれたから安心したんだ。 事前にわかっていれば少々のことは我慢できることもありますね。 知らない業者さんがウロウロしていると不安になりますが、どこの部屋の工事をどの業者さんがしているかわかり、何かあった時の連絡先を知らせてもらえると安心です。 コンクリートは空気の15倍も音を伝えやすいそうです。音や声は空気の振動によって周囲に伝わりますが、足音や家具を動かすような音はコンクリートを伝わって響いていきます。実験をした結果がこちらです。 1番響くのが上の階というのは想像できますが、2番目以降は予想するのが難しいですね。 引用:JUGEM また多くの場合天井や壁に空気層があるのですがその二重構造が、太鼓のような構造になって音を響かせているのです。その現象を太鼓現象と言います。 太鼓現象(たいこげんしょう)とは、壁と壁の間に隙間が生じる事で太鼓のように音が増幅される現象のこと。太鼓は革だけを叩いても音はしないが、太鼓にして革をたたくと大きな音がする現象と同じ。 コンクリートでつながっている上、天井や壁が二重構造になっているため、騒音は予想以上に大きく広く響いていくのです。 一般的に言われているのはこの範囲ですが、忘れていけない「太鼓現象」。工事の音は思いの外大きく、予想外の範囲に響き渡ります。 工事が大掛かりだったり、期間が長引く場合はもう一回り広い範囲で、上の上の階や下の下の階にも挨拶しておくといいですね。 マンションでのリフォーム工事では思わぬ範囲まで予想外の騒音が響いて、近隣トラブルの元になることがあります。同じ建物内で暮らしていくのに余計な人間関係のもつれは嫌ですよね。 トラブル防止には事前の挨拶が有効です。 工事を決めたらマンションの規約に従って管理組合や管理会社に連絡して必要事項も確認しておきましょう。 工事の期間や、迷惑をかけるかもしれない日を事前に伝えておくと、近隣の方々も覚悟ができるので安心です。 伝えるのは必要事項だけではなくて、ご迷惑をおかけするかもしれませんがよろしくお願いしますという気持ちです。 ここまで読んでくださってありがとうございました。 挨拶はどうやって?
まずは管理組合や管理会社に
施主も直接ご挨拶しましょう
工事期間が長い場合は手土産を
何を伝えればいいの?
考えられるトラブル
伝える事項
伝える範囲の決め手は『太鼓現象』
マンションでの音が大きく予想外の範囲に響いていく理由
伝える範囲
リフォームをマンションでする場合の挨拶についてのまとめ