給湯器をそろそろ替えたいけど、どれにすればいいかわからない・・・
給湯器がいきなり壊れたから急いで良いものを選びたい・・・
そんな悩みをお持ちではありませんか?
実は選び方のポイントを押さえれば簡単にすぐ選べるんです!
給湯器の選び方次第で、これからの光熱費にも響いてきます。
光熱費、できるだけ安く抑えたいですよね。
この記事では給湯器の簡単な選び方を紹介します。
■目次
給湯器を変えようと思うときは?

お風呂、手洗い場、キッチンでお湯が使えるのは、給湯器が水をお湯に変えてくれる働きによるものです。
突然お湯が出なくなってしまったら、とても困りますよね。
給湯器は住宅において必要不可欠な設備なんです。
皆さんはいつ給湯器を交換しようと思いますか。
恐らく、このようなときに替えようと思うのではないでしょうか。
- 故障したとき
- 寿命が過ぎたとき
故障したらすぐにでも交換しなければ、お風呂に入れませんよね。
もし冬場に壊れてしまったら、暖かいお風呂に入りたいのにお湯が出ないので風邪をひいてしまいます。
給湯器にもやはり寿命があるので、寿命を目安として早めに交換してしまえば、故障をして困ることもありません。
では給湯器の寿命は一体いつなのでしょうか。
給湯器の寿命は?

給湯器の寿命は約10年と言われています。
でも実際のところ、10年を超えて使用しているご家庭も多いのではないでしょうか。
15年を超えると、劣化によって交換が必要な部品が製造終了してしまい、メーカーも修理対応をしてくれない場合があるので要注意です。
「給湯器部品の供給期限は製造終了から10年」というメーカーの方針によるものです。
対応してもらえても、高額な修理代を払うことになります。
修理後もまた別の部分が故障する可能性もありますので、無理に使い続けるよりも、最新の給湯器に変えることでランニングコストが安く済むのでおすすめですよ。

給湯器を選ぶときに考えるべきポイント

給湯器を選ぶときに考えるべきポイント5つを紹介します。
設置場所はどこにする?
戸建てかマンションか、住宅のスタイルによって設置場所は変わってきます。
給湯器を外に設置しているか、マンションのように玄関横に設置しているかなどで、タイプは屋外式、屋内式、PS設置式の3種類に分けられます。
給湯器を屋外に設置し、吸排気がすべて屋外で行われる方式です。
建物外壁やベランダ等に設置される壁掛型と据置型があります。
屋内の空気を利用してガスを燃焼させる方式と屋外の空気を取り込んでガスを燃焼させる方式があります。
排気を自然に行うかファンを使って強制的に行うかでスタイルが変わります。
マンションの玄関横にあるパイプスペースと呼ばれる場所に設置する方式です。
パイプスペース内に収まる給湯器を選ばなければならないので注意が必要になります。
給湯方式は?
給湯方式には貯湯式と瞬間式の2種類あります。
タンクに水を貯めておき、お湯を沸かす方式です。
常に安定した温度のお湯を大量に使用することができます。
貯めたお湯を使い切ってしまうと、お湯が切れて水に変わってしまう恐れがあります。
また、タンクを設置しなければならないため、スペースが必要になります。
水栓を開くと瞬間的にお湯を作り出す方式です。
お湯を貯めるスペースが必要ないので、省スペースになります。
水栓を開いている間は常に沸かしているのでお湯が切れる心配はありません。
使うたびにお湯を沸かすので、一度に大量のお湯を使う場合は燃費が悪くなってしまうのが難点です。


大きさ(号数)はどれくらい必要?
シャワーを浴びているとなんだかお湯が出にくいなぁと思ったことはありませんか。
もしかするとそれは給湯器の号数が合っていないのかもしれません。
号数とは給湯器の大きさを表す言葉です。
家族の人数とお湯の使用頻度によって号数(1分間に出るお湯の量)を決めましょう。
1分間に20リットルのお湯が出せる給湯器を20号といい、号数は10号から28号まであります。
各家庭にあった適切な号数にしなければ、お風呂とキッチンで同時にお湯を使っていると、お湯が出にくいと感じてしまう恐れがあります。
大きめの号数を選ぶことでお湯の量は増えますので、快適にお湯を使うことができます。

引用:Rinnai
例えば夫婦2人で住んでいるのなら20号、4人家族で住んでいるのなら24号がおすすめです。
現在の使用量だけではなく将来的な家族構成やライフスタイルを予測して決めましょう。



付属の機能はどうする?
給湯器は給湯機能だけではなく、追い焚き機能、保温機能などの付属の機能をつけるかどうか選ぶ必要があります。
代表的な機能3種類を紹介します。
給湯機能
機能が少ないので、初期費用のコスト削減が可能です。
給湯+自動湯はり+追い焚き
追い焚き機能がついているので、翌日もお湯を再利用することができます。
給湯+自動湯はり+追い焚き+温水暖房
床下暖房や浴室暖房乾燥機が使用可能となります。

ふろ給湯器、温水暖房付き給湯器はさらに2つの機能を選ぶことができます。
●フルオート
湯はり、追い焚き、保温、たし湯まですべてが自動です。

引用:Rinnai
●オート
湯はり、追い焚き、保温が自動で、たし湯は手動で行います。

引用:Rinnai




コスト削減できる給湯器タイプはどれ?
従来型の給湯器にするか、エコジョーズにするかタイプを選びましょう。
エコジョーズとは、2000年に販売開始された少量のガスで効率よくお湯を沸かすことができ、ガス代もCO2も減らせる地球にやさしい給湯器のことです。
ここで従来型給湯器とエコジョーズを比較してみましょう。
設置が簡単で、早ければ半日で終わります。
また、初期費用がエコジョーズより安いのがメリットです。
従来型では約200℃の排熱を捨てていましたが、再利用することができます。
ガスの消費量が少なく効率が良いため、環境にやさしく、ガス使用料金の節約にもなります。
少ないガスで効率よくお湯を沸かすので、使えば使うほど光熱費が安くなります。
- 家族が4人以上
- 入浴回数が多い
- 床暖房を使用している
上記のような、ガスの消費量が多いご家庭はエコジョーズが断然お得です。
一人暮らしの方や、あまり入浴をしない方にはエコジョーズのメリットが小さいので、従来型をおすすめします。
お風呂をリフォームしたい方必見!給湯器の選び方教えます!のまとめ
給湯器を選ぶときは以下の点を確認して、選びましょう。
- 設置場所を決める
- 給湯方法は貯湯式か瞬間式か決める
- 号数を決める
- 機能をどこまでつけるか決める
- 従来型給湯器かエコジョーズか決める
現在のご自宅の状態や将来のことをを考えて、給湯器を選ぶようにするのがコツです。
将来、家族が増えたりするのであれば号数をあらかじめ大きくしておく必要がありますよね。
また、高齢のご夫婦であれば浴室暖房乾燥機付きにしてヒートショックを防ぐことも大切です。
適切な給湯器を選んで快適な生活を送りましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
給湯器とあわせてお風呂のリフォームを考えている方はこちらをご覧ください。