
階段を下りる時に膝が痛い!
読者様の中でそんな経験のある方も少なくないでしょう。
この膝の痛みを「年のせいだから」「すぐに治るから」というような理由で放置していませんか?
膝の痛みは放置していると、重大な問題を引き起こす可能性があるのです。
そして、これまで高齢者の病気と思われていたある病気。それが最近では30代や40代でもその初期症状がみられるようになりました。
膝の痛みに悩む読者様。その原因や治療法、予防法を知りたくないですか?
■目次
膝が痛い! その原因を追究します!

階段を下りる時に膝が痛いということを経験した読者様もいらっしゃるでしょう。
それだけではありません。
- 普段歩いているときにも膝が痛くて歩きにくい。
- 会食をする時に正座がしづらい。
- 歩き始める最初の一歩に力が入らない。
こんな経験をされた読者様も多いと思います。
とはいえ、普段の生活には特別に不便があるわけではないのでそのままにしている。そんな膝の痛みの原因を考えていきたいと思います。
なんといってもこれが一番の原因です
中高年になると膝の痛みを訴える人が増えてきます。
その原因はいろいろあるのですが、圧倒的に多い理由が「変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)」です。
これを放置していると痛みが徐々に増して、階段の上がり下りといった日常的なことがやりにくくなってくるのです。

膝が痛いけど、病院に行くほどではない。
↓ ↓ ↓
膝の痛みで自力歩行が困難になる。
↓ ↓ ↓
要介護の状態になってしまう可能性がある。


たしかに関節症は怖いけれども、運動や薬物療法で症状を改善させることってできるんだよ。
膝が痛いというちょっとしたことから要介護になってしまうかもしれない。
そのことに驚いていた母さんですが、対応策があることを話すと安心したようです。
では、「変形性膝関節症」という病気以外にも膝が痛い原因がないのか。気になるのでそのことも調べてみました。
思ってもいないことが原因ってあるんです
膝が痛いことの原因の大半が変形性膝関節症という病気だということは比較的よく知られているようです。
でも、それ以外の原因で膝が痛いということもあるのです。
普段は大丈夫でも階段を下りる時に膝が痛い。そんな経験のある読者様はいらっしゃいませんか?
この場合、変形性膝関節症とは別のことが原因で膝が痛いという可能性もあります。


その理由ですが、階段を下りる時は体重+重力という二つの重みがかかります。
その時、太ももの外側の筋肉やおしりの筋肉に問題があると、膝にかかる負担が大きくなるのです。
この場合、その筋肉をほぐすことで膝の症状がよくなることもあります。それでも、なかなかよくならない場合も当然あります。
その時は、骨盤が歪んでいる可能性があるので、矯正することをおススメします。


最近では街を歩くと『骨盤矯正』というのぼりをたくさん目にします。
それだけ、体のメンテナンスということに気を配っている方が増えたということでしょう。
病院を受診するのは時間的に無理だけど骨盤矯正なら夜もやっているので、膝の痛みに悩まれている読者様は一度体験してみてはどうでしょうか。
ただ、骨盤矯正は保険対象ではありませんので、そのことに注意してください。
整形外科の受診@攻略法

膝が痛い原因が変形性膝関節症という病気の場合と、骨盤の歪みや筋肉の問題という2つあることがわかりました。
ここでは、膝が痛い原因の大半である変形性膝関節症の場合の対処法を説明していきます。
変形性膝関節症が進行して軟骨がすり減ってしまうと、それを元に戻すということはできません。
だからこそ、膝に少しでも違和感があったら早めに整形外科を受診することが大切です。
- 立ち上がったり、歩き始めた時に膝がこわばったり、痛くなったりする。
- 階段を上がったり下りたりする時に強い痛みを感じる。
- 膝の曲げ伸ばしをするのがつらい。

変形性膝関節症の進行を示した図が下のものになります。
これを見ると、1度ではまだ痛みもない状態です。この状態の時に発見することができれば、進行を遅らせることができるのです。

引用:パラマウントベッド




この下に表でまとめておいたんだ。これでお医者さんに行くときも安心じゃないかな。

引用:パラマウントベッド
ここで大切なことをお話します。痛みの程度というものは、本人にしかわかりません。そして、お医者さまは問診で得た情報をもとにして診察します。
ですので、問診の時には症状、日常の生活習慣、持病があるのかないのか、そのあたりのこともきちんと伝えないといけません。
また、他の病院に通院してお薬をもらっている時は、お薬手帳を忘れずに持参するようにしてください。
これを見せることで薬の重複を防いだり、飲み合わせの確認もしてくれます。これは結構、重要なことです。
膝の痛みを予防できますか?

膝が痛いと日常生活に支障が出てくるということはわかっていただけたと思います。
また、変形性膝関節症という病気が原因の場合が多いですが、他にも骨盤の歪みなどで膝が痛むということもあります。
では、その膝が痛いということを予防できるのか?
そのことについても調べてみたので、こちらでお知らせします。
ストレッチはみんなの味方
- 運動をするのがいいということはわかっている。
- 普段していないから運動を始めるのが大変。
読者様の中にはそんな方も多いと思います。
でも、そのままにしているとますます膝の痛みが悪化してくるんです。
では、どのようにすればいいのか?
この場合、僕はストレッチをおススメします。
運動をしないといけないと思うと抵抗がありますが、ストレッチならお風呂上りやちょっとした隙間の時間にすることができます。
このストレッチは、鍛えにくいハムストリングスを強化するので痛みを予防できます。
ハムストリングスとは、大腿四頭筋や内転筋群と共に太ももを形成している、太もも裏にある筋肉の集合体のことです。大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋という3つの筋肉で構成され、股関節と膝関節をまたぐ筋肉なので、そのふたつの関節の動きに大きく影響を与えます。
また、大腿四頭筋を鍛えれば、筋肉を鍛えるだけではなく痛みを抑制する物質が放出されるのです。このことによって、痛みを和らげることができるのです。


じゃあ、1つずつ説明するね。
まず、ハムストリングスを鍛えるやり方から紹介するね。
まず、開脚して座ります。そして、背筋を伸ばしながら体を片方の足に向けてゆっくり倒すしてください。
その状態で10秒ほど動かずその姿勢を保ちます。反対も同じようにやってください。
引用:サワイ健康推進課

これは仰向けに寝ます。片方の膝を立てて、もう片方の足を10cmほど上げます。それを5秒間キープ。足を元に戻して2~3秒休んだら、同じ動作を繰り返すします。
引用:サワイ健康推進課



母さんも気を付けないといけない年だし、頑張るわ(キリッ)
膝が痛いのをリフォームで解消!?

ここまで膝が痛いのを解消する方法として、医療的なことを話してきました。
でも、解消方法はそれだけではありません。
膝が痛いので階段を上がったり下りたりするのが困難。
⇓ ⇓ ⇓
それならば、その階段を少しでも移動しやすくすればいい。
DIYが趣味の読者様ならそういう結論に達するのではないでしょうか。
実際、僕もDIYが趣味です。自分で工夫することで階段の上がり下りが楽にならないかと調べてみました。
簡単な方法としては手すりをつけるということです。これなら、ホームセンターで手すりを購入すれば、すぐに取り付けることができます。
本格的なバリアフリーの工事をする、という選択肢もあります。
この場合は行政から補助の出る場合があります。費用面でためらっている読者様もこの制度を利用すれば、費用面での問題は解決します。
こちらの記事では介護リフォームをメインにリフォームの際の優遇制度を紹介しています。気になる方はこちらもご覧下さい。
階段を下りる時に膝が痛い、というのは当事者でないとわからない辛さです。
それだけに、リフォームするということにためらいを感じるかもしれあせんが、バリアフリーにするということは当事者だけではなく、家族全員に利益があるのです。
病院での治療もですが、先々のことを考えたリフォームということも視野に入れておくべきではないでしょうか。
まとめ
階段を下りる時に膝が痛い
今回は、この原因や対応策をいろいろと調べてみました。
膝が痛い原因の大半が変形性膝関節症という病気のようですが、それ以外にも骨盤の歪みなどでも膝が痛くなるというのは僕も驚きでした。
また、変形性膝関節症は40代からの女性に多くみられます。予防策としてはストレッチや運動などで筋肉を鍛えるというのが一番です。
そのことを母さんに話してからというもの、ちょっとした時間にストレッチをするようになっています。
これは膝の痛みだけではなく転倒防止にもつながるので、とてもいいことだと思います。
ただ、変形性膝関節症ですり減ってしまった軟骨は元に戻ることがありません。
膝に違和感を覚えた時は、その原因を追求するためにも早めに整形外科を受診されることをオススメします。
いつまでも元気な膝をめざしてみませんか?
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
そうそう、正座もしにくいみたいで、お食事会の時は椅子のある所じゃないとお休みの連絡があるわ。