





今からあっくんが、
中古マンションションの価格交渉の失敗について語るから、
岩さん、失敗する役やってくれない?




よし。
わざわざ岩さんも来てくれたことだし、
さっそく、中古マンションの価格交渉の失敗について調べてみようかな。

お、おぅ。
あつしとはるこさんのためにひと肌脱ぐか!
■目次
中古マンションって価格交渉できるの?

結論から先にいうと、
中古マンションは価格交渉ができます!!
中古マンションには定価がありません。家電製品のように他に同じものが存在せず、すべて一点ものであり、売主によって価格が決められます。
→売り出し価格
そして最終的に、売主と買主が話し合いをして、合意することにより価格が決まります。
→成約価格
※価格交渉が行われず、売り出し価格と成約価格が同じの場合もあります。
売主は始めから価格交渉されることを想定して価格を決めていることが多いので、
中古マンションを買う時に価格交渉をするのは当たり前であり、価格交渉をしないのはもったいないことです!

こんな価格交渉は失敗する!

悪い例1)過度な価格交渉をする

過度な値引き交渉は売主を怒らせる原因になります。
一般的に適正な値引き額は、端数部分 例)2980万円なら、80万円の部分もしくは、100万円未満といわれています。
10万円代であれば、値引きしてもらえる可能性が高いようです。
欲を出しすぎると、売主や不動産会社を怒らせてしまい、交渉すらしてもらえなくなる可能性があります。

こんな人に売りたくないわ!ぷんぷん

悪い例2)物件を悪く言う

売主にとって、いろんな思い入れがある物件の悪口をいうのはNGです。そのような買主とは取引したくないと思われてしまいます。

なんて失礼な人なの!

悪い例3)とりあえず価格交渉してみる

買うかどうかわからないのに価格交渉するなんて不動産業界ではありえません!
売主に、この人は買う気がないと思われてしまったらアウトです。買ってくれるのかわからない相手より、買ってくれる可能性が高い買主である方が価格交渉に応じてもらいやすくなります。
また、価格交渉してもらったのに、購入をキャンセルするのは、不動産会社からの信用も失います。


悪い例4)横柄な態度をとる

常識的に考えて、横柄な態度をとる人に家を売りたいとは思いませんよね。
お金を払うのは買主ですが、不動産物件の取引において、買主も売主も立場は対等です。
おどおどした態度で価格交渉するのもどうかと思いますが、なるべく謙虚に接したほうが交渉にも応じてもらいやすくなります。


私たち価格交渉で失敗しました!








(なんだ?いいことって?)
価格交渉で失敗した人の残念な口コミ
不動産会社の言われるままに、3種類の価格を提示し売主さんに伝えてもらったところ、すぐに返答がありました。提示価格の真ん中の価格で契約するというのです。「あぁ、もっと低い価格でもよかったんだ。正直にそう思いました。」
中古マンションを探しており、せっかく気に入った物件があったのに、価格交渉している内に他の人に買われてしまい悔しい思いをしました。
気分が落ち込んで、何もする気が起きません。
3900万円の中古マンションで、しばらく検討した結果、200万引きならと不動産屋さんにお伝えした
のですが、「マンションの値引きは端数程度です。200万は限度を超えてます。売主にお伝えできません。」
と値引き交渉の常識を超えていると言われ、売主にも伝えてもらえませんでした。
表示価格が税込みになっているのは売主がプロ、非課税は一般人。売主がプロのほうが価格交渉の余地があり、一般人物件は住み主の思い入れがあるためか、市場価格や分譲時価格を無視したものでもなかなか指値が通りませんでした。
※指値:買主が指定する値段のこと。

口コミを探していると、
価格交渉していたら他の人に物件を取られてしまった、
という失敗がけっこう多かったよ。

価格交渉することばかりに気をとられて、お目当ての中古マンションを買えなかったら、元も子もないわね。

ねぇ、あっくん
一番最後の人の口コミの売主がプロって、どういうことなの?

中古マンションの売主は個人が多いんだけど、
中には売主が法人の不動産業者の場合もあるんだ。
売主が個人の場合は消費税はかからないが、法人の場合は消費税がかかります。
価格交渉する前にしておきたいこと

価格相場を知る
中古マンションの価格交渉で失敗しないためには、買主もそのマンションや周辺の価格相場を知っておくことが大事です。
そもそも、売主自身が価格相場を知らないために、売り出し価格が適正でない場合もあるからです。
そして、ポイントは購入したいマンションの底値を知るとこです。
底値を知ることで、どのくらい値下げできるということがわかるので、もっと値引きしてもらえたかも…と後悔せずにすみます。
【相場を知ることができるサイト】
アットホーム
※エリア別の価格相場を調べることができます。

マンションマーケット
※マンション別の価格相場を調べることができます。

ウチノカタチ
※過去の取引のデータベースから相場を調べることができます。

売主の状況を知る
価格交渉を失敗させないためには、売主がどういう状況であるのかを知っておく必要があります。
売主が売却を急いでいるときは、価格交渉に応じてもらいやすくなります。
例えば、売主が、転勤・住み替え・離婚・相続などで、早く売却したいと思っている場合です。
また、販売開始から時間が経っている時も、価格交渉のチャンスです。
大きな値引きが期待できるのは、販売されてから4か月以降といわれています。
物件が売れ残ったままだとイメージが悪くなるので、売主が焦っている場合が多いからです。
逆に、値引きされにくいのは、こんな場合です。
- 住宅ローンが多く残っている
- 売り出し直後
売主は売却したお金をローンの返済にあてようと思っているので、ローン残高より安い金額で買われてしまったら、返済ができなくなってしまいます。
売り出したばかりの物件は、売り出し価格で買ってくれる人が現れるかもしれないので、価格交渉に応じてもらえる可能性は低いです。
値引きを決めるのも売るのを決めるのも売主です。
なので、売主の事情を無視することはできません。
住宅ローン事前審査をしておく
住宅ローン事前審査とは、住宅ローンを組む前に、銀行からいくらまでローンを借りることができるかを確認する審査です。
中古マンションを購入するには、住宅ローン事前審査に通る必要があるため、事前審査を済ませておけば、価格交渉の時に「事前審査に通っているので、値引きしてもらえれば、購入します!」と売主にアピールすることができます。
売主も、価格交渉に応じても、買主が住宅ローンを借りれなかったら、また一から別の購入者を探さなければならないので、
住宅ローン事前審査をしておくことは、価格交渉をするのに有効であるといえます。
リフォームの見積もりを取っておく
リフォームを理由に価格交渉するのも有効です。
「物件は気に入っているのですが、お風呂をリフォームしたいと思っています。見積もりをとったら60万円だったので、その分値引きしてもらえませんか?」
と具体的に伝えるとよいです。

値引きの限界値を調べてみた


欲を出し過ぎるのはいけないと思いながらも、なるべく安く買いたいといのが本音ですよね。
適正な値引き額は、端数部分もしくは、100万円未満だとお伝えしましたが、ネットで調べてみると、大幅な値引きに成功している人もいるようです。
平均以上の値引きに成功した強者たち
ハッキリ言って売主の残債なんて無視ですw
買う側が急いでなければ(検討、交渉まで進めば)大抵折れるのは売主だと思いますよ私の場合、売主とこちらの価格差が300万近くありましたが、「急がないし、引かないなら買わない」
と伝えてもらったら、あんがい直ぐに売主が折れました(築年数が浅いので残債はかなり残っていました)とは言っても私自身絶対欲しかった物件なのでハラハラドキドキしてましたがw
成約価格が不満だった理由
リフォームにお金のかかる状態の部屋だったため、もうすこし粘って交渉をすれば、さらに価格を下げれたのではないかと思っている。
値引きの理由は何と言いましたか?または、 言われましたか?
そのまま住むことはとてもできない。リフォームにお金がかかるので、その分は価格を下げてもらわないと予算オーバーになってしまう。
提示価格いくらに対する、いくらの交渉がありましたか?
提示価格1280万円にたいして、980万円での交渉となった。
成約価格が希望購入価格と一致したため満足しました。閑静な住宅街で比較的地下鉄やバス停からも近いにも関わらず価格が下がっていたため満足しました。
日当たりが悪いため、日中の部屋が暗いことが問題だと話しました。部屋の壁や床や水回りに細かいキズがあったことを指摘しました。
販売希望価格1440万円を1200万円で購入したいと交渉しました。
購入希望額(1200万円)で購入することができ、特に暗かったキッチンは壁の仕切りを半分にし、日光が入るように無料で改装してくれました。照明やカーテンなども(約50万円分)無料で取り付けてくれました。


大幅な値引きをしてもらえることもあるのは事実だけど、
最悪の場合、購入のチャンスを逃してしまうリスクがあるということも頭に入れておきたいね。
例)3000万円→△150万→2850万
例)4000万円→△200万→3800万
例)2980万円→△80万+100万円→2800万円
まとめ

- 過度な価格交渉をする
- 物件を悪く言う
- とりあえず価格交渉してみる
- 横柄な態度をとる
- 価格相場を知っておく
- 売主の状況を知っておく
- 住宅ローン事前審査をしておく
- リフォームの見積もりを取っておく
値引きされにくい | 値引きされやすい |
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- 値引きの適正価格は、100万円未満で、端数部分は値引きしてもらいやすい。
- 数百万単位の値引きに成功している例もあるが、リスクが高い。
- 価格交渉では端数部分+100万円を狙いたい。


よっ 岩さん最高!!

あんまりおだてるんじゃねーよ。べらぼうめ。

実は、今日、シフォンケーキ焼いてみたんだけど、
よかったら、食べていかない?
あっくんも一緒にね。


買主は「できるだけ安く買いたい」と思っていると思いますが、
売主も「できるだけ高く売りたい」と思っています。
そして、売主は値切られるのが嫌いです。お互いの意見は相反しているということを頭にいれておくべきです。
中古マンションとはいえ、住宅の購入は一生で一番高い買い物です。
なので、絶対に失敗したくない!!と思うのが当たり前だと思います。
失敗は成功のもとといいますが、一生で一度しかないかもしれない買いもので失敗はできませんよね。
では、こう言い換えてみましょう!!
“失敗談は成功のもと”
確実に値引きできる方法は存在しませんし、
売主の状況や、タイミング、不動産会社の腕前など、いろんなとこが価格交渉に影響をあたえます。
多くの方が経験した失敗談や成功談をぜひ、参考にしてみてください。
きっと読者様が価格交渉する時に役に立つと思います!!
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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