寝室はもちろん“寝るため”の部屋ですが、毎日の疲れを癒す大切な場所でもありますよね。
カビっぽくてジメジメしていては快適に過ごせません。
そこで、今回は快適な寝室にリフォームするための費用や価格相場と、おすすめのリフォーム場所をランキング形式でご紹介していきます。
リフォームが初めての読者様でも、これを読むだけで“寝室のリフォームに大切なこと”が早わかりです!
ここでご紹介する方法を無理なく取り入れて、やすらぐ寝室のリフォームをスタートしませんか?
■目次
寝室リフォームの費用や価格相場は3万円~50万円

寝室はリフォーム範囲があまり広がらないことから、通常3~50万円ほどでリフォームできることが多いです。
ただ全てのリフォームがこの金額で収まる訳ではありません。
「和室を洋室にする」「2部屋を1部屋にまとめる」と言った大掛かりな工事が必要な場合は100万円以上かかってしまうこともあります。
費用相場別にできるリフォーム工事にはこのようなものがあります。
費用相場 | できるリフォーム工事 |
約3万~約10万円 |
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約10万~25万円 |
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約25万~50万円 |
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約50万~100万 |
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寝室リフォームおすすめランキング5選+番外編

今度はDIYする場合や、リフォーム会社に依頼する場合の費用や価格相場を加味して、おすすめの寝室リフォーム場所ランキングをご紹介していきます。
1位:アクセントクロスで雰囲気を変える
アクセントクロスをご存知でしょうか?
アクセントクロスとは部屋の壁紙(クロス)を一面だけ違う色にすることで、その部屋のアクセント(ワンポイント)を作るクロスの貼り方です。

引用:LOHASstudio
これにより、部屋が広く見えたり、落ち着いた雰囲気になったりと言った視覚効果が得られます。
寝室リフォームではちょっと暗めの落ち着いたクロスをベッドヘッド側の壁に使用するのがおすすめです。
最近では賃貸住宅でも使える貼ってはがせるクロスなども販売しているので、DIYが初めてでも踏み出しやすいリフォームです。

引用:楽天


クロス(壁紙)のDIYについてもっと知りたい読者さまは、コチラも合わせてお読みください。
2位:二重サッシや複層ガラスで遮音・断熱
次におすすめの寝室リフォームは“窓”です。
窓は建物内で冷気や暖気が一番出入りする場所なんです!
なんと、冬には約50~60%が、夏には約70%もの空気が出入りしているようですよ!
そのため、窓を二重にしたり(二重サッシ)、複層ガラスにすることで、暖房や冷房効率が上がり省エネにもなるんですね。



引用:LOHASstudio


ガラスとガラスの間にほぼ透明な断熱シートが挟まれた製品は、より断熱効果が期待できるよ。

引用:YKKap
また、二重サッシや複層ガラスは外の音を遮断してくれるので、幹線道路や、電車が頻繁に通る線路沿いの住宅には必須です。

良いオーディオで音楽を聴きたい、TVや映画を見たいと言った場合にも、中の音が外に漏れない効果もありますよ。
- 断熱性
- 省エネ効果
- 結露・カビ・ダニ対策
- 防犯対策
- 防音性
- 花粉の侵入防止
- 慣れるまで開閉が面倒に感じる場合がある。
- 内窓の分、部屋が狭く感じてしまう場合がある。
使う材料にもよりますが、約15万円ほどの予算で内窓を増設できるようです。

リフォーム会社を選ぶ時のポイントを知りたい読者さまは、こちらも合わせてお読みください。
3位:ダウンライトでやすらぐ明かり
現在の寝室に昼白色のシーリングライトを使っていませんか?
それ、実は安眠を妨げる原因になっているかもしれませんよ。
寝室におすすめなのは電球色のダウンライトです。
温かみのあるオレンジ色の光で、寝る前に覚醒しすぎないことが重要です。


照明の「タイプ」と「色」について少し詳しく説明しますね。
照明の「タイプ」
- 天井に直接設置する照明器具。
- 広範囲をまんべんなく照らしたい場所に適している。
- 部屋をすっきり広く見せたい場合に適している。
- 天井に埋め込む形で取り付ける小型の照明器具。
- メインではなく補助的に使用する。
- 天井に埋め込むのでフラットになる。
- スポットライトのように使える。
- コードやチェーンで天井からつるす照明器具。
- 照らせる範囲はシーリングライトよりやや狭い。
- 空間を引き締めるアクセントにもなる。

照明の「色」
- 読み:でんきゅうしょく
- 色:オレンジ系で温かみのある色
- 場所:リラックスしたい場所に
- 読み:ちゅうはくしょく
- 色:太陽の明るさに近い自然な色
- 場所:いきいきと活動したい場所に
- 読み:ちゅうこうしょく
- 色:青みがかった最も明るい色
- 場所:集中力を高めたい場所に


引用:LOHASstudio
ダウンライトを取り付ける場合、取り付ける個数や、処分費によっても異なりますが、だいたい2~10万円ほどかかるようです。
4位:フローリングをカーペットにして足音をおさえる
寝室リフォームで気になるのはやっぱり「音」。
夫(妻)が先に寝ていて、妻(夫)が寝室に入ってきた足音で起きてしまった…
そうならないために、カーペットやコルク素材の床がおすすめです。
また、マンションなどの集合住宅では、下の階への音漏れも気になりますよね。
最近では防音効果のあるフローリングが使われている場合もありますが、やはり、絨毯やコルク素材の防音性にはかないません。
遮音性能を表すL値で比較してみました。

- カーペット L-35~45
- コルク素材 L-45
- フローリング(木製) L-65
- コンクリート L-70

フローリングからカーペットにリフォームする場合、約10~25万円ほどかかるようです。
5位:クローゼットの湿気対策
寝室はもちろん寝るための部屋ですが、ウォークインクローゼットなどの収納を兼ねていることが多いですよね。
そこで問題になってくるのが湿気です。
「窓」のところでも少し触れましたが、湿気をうまく逃がせないと結露やカビの原因にもなります。
ここは思い切って収納の扉をなくし、間仕切りだけのウォークインクローゼットにしてみるのはいかがでしょう?
風が通りやすくなり、湿度を逃がしてくれますよ。

引用:LOHASstudio
壁や天井を消臭・耐湿効果のあるクロスにしたり、珪藻土を塗るのも湿気対策に効果があります。


これに接着剤を混ぜて壁に塗ると、珪藻土が湿気を吸ったり吐いたりしてくれるから、湿気対策になるんだ。

引用:LOHAS WALL
ただし、珪藻土の“接着剤”には注意が必要です。
化学合成ボンドなどが接着剤として使われていると、いわゆる“新築の臭い”で気分が悪くなってしまうこともあります。
天然素材である漆喰が接着剤として使われている製品なら、臭いもなく耐久性も向上します。
番外編:寝室の位置やバリアフリー
大きく間取り変更リフォームされる場合は、寝室の位置を考えましょう。
前出の“夫婦のコミュニケーション”を考えれば、あまりリビングに近いのも考え物です。
適度な距離をおいて安らげる寝室を確保しましょう。
バリアフリーをお考えなら、床はフローリングの方が便利です。
ミニキッチンとはいかずとも、トイレに近かったり、流しがあるとより過ごしやすいので、ぜひ検討してみてください。
トイレリフォームについてもっと知りたい読者さまは、コチラも合わせてお読みください。
寝室リフォーム費用や価格相場は?我が家のやすらぎ寝室計画まとめ


- 寝室リフォームの価格相場は3~50万円。
- アクセントクロスで雰囲気を変える。
- 窓で遮音や断熱性を向上する。
- 照明で明るさを調節する。
- カーペットで足音を抑える。
- 間仕切りや調湿効果のある壁材で湿度に気を付ける。
- 他の部屋に近すぎたり、トイレに遠すぎたりと言ったことがないように、間取りに注意する。
快適な寝室にリフォームするために大切なことはお分かりいただけたでしょうか?
理想の寝室と、それに近づくためにかけられる費用や価格相場は人それぞれだと思います。
自分の希望を見極めて、賢く理想の寝室にリフォームしてくださいね。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。