「築60年の実家の床をリフォームできるの?」
皆さんもきっと、そう思われたことでしょう。
僕もはじめはそう思いました。
でも、母さんから次のような相談を受けてから、どうにかならないものかと考えはじめたのです。

もう60年も経つんだから、住むのは諦めてもいいんじゃない?

でも、おばあちゃんは実家で最後まで住みたい!っていうこと聞いてくれないから…。

おばあちゃん頑固だもんね。わかったよ!僕がDIYで何とかしてみるよ!
「築60年の、しかも木造住宅の床をDIYでリフォームする」
母からの相談を請け負ったものの、木造住宅やDIYの知識がほとんどない私はまずは調べてみることにしました。
木造住宅の寿命について調べてみた


木造住宅に寿命なんてないでしょ?壊れた箇所は修理すれば、住めるものね。

いやいや、母さん。一応、「耐用年数」って言うのがあるんだよ。わかりやすく説明していくね。
耐用年数とは?
簡単に言うと「その資産の使用可能期間」のことです。
もっと簡単に言えば「こういうものなら大体このくらい使うでしょう、という期間」のことです。
国税庁のホームページによると、木造住宅の耐用年数は22年、鉄筋コンクリート造住宅の耐用年数は47年となっています。

引用:国税庁ホームページ
でも、だからといって、耐用年数イコール建物の寿命ではありません。
先程も書きましたように、耐用年数とは「こういうものなら大体このくらい使うでしょう、という期間」のことなので、住めないということではないのです。
ですので、木造住宅の寿命とは「住んでいる人が適切なメンテナンスを行うこと」で、長寿命住宅になり得ると言えるのです。
築60年の床のリフォーム費用はどれくらいか調べてみた


床をリフォームしたくても、築60年だと「建て直した方がいいですよ」っていう回答がきそうだから、業者に相談もしたことがなくて…

だよね。だから、僕が木造住宅の床のリフォーム費用の相場を調べてみるよ。
床のリフォーム費用の相場はどれくらい?
床のリフォームには2種類あります。
- 張り替え工法
- 重ね張り工法

引用:リショップナビ
床のリフォーム費用はやはり、張り替え工法が少し費用は高くなっていますね。
でも築60年なので、そこだけを補修しようとしても、他の場所も一緒に崩れてしまう…そんな危険性も否めません。
家を建ててから60年も経てば、当時の建築会社もなくなっているかもしれません。
そうすると、あらたに信頼できる業者を探すとなると、これまた一苦労しそうです。

だから、僕が築60年の実家の床をDIYでリフォームしてみるよ!

さすが、あっくん!頼りにしてるわ。
築60年の実家の水回りの床をDIYでリフォームしてみた


母の実家の水回りの床をDIYでリフォームしてみた様子をご紹介します。
水回りの床をDIYでリフォームするのに必要なもの
- 床材(8枚入り)
- ノコギリ
- 紙やすり

台所は6畳なので、床材は8枚入りで約8,000円を購入しました。
ノコギリも紙やすりも実家にあったものを使用して、なるべく費用を抑えます。
台所の床を重ね張りしてみた

床に直接、床材を張っていくよ


1枚、1枚、丁寧にはめ込んでいくよ


古い家はゆがんだり、たわんだりしている箇所が多いので、大きさが合わない箇所は、床材をノコギリで切って微調整するよ


床材を微調整する作業に、一番、時間と労力を費やしました。

完成!床材がきちんとはまれば、あっという間だよ。


作業時間は約4時間でした。結構時間がかかっちゃったね…

すごいじゃない、あっくん!新築みたいにきれいな台所になったわね!

本当ははじめはできるかと不安だったけど、完成して喜んでもらえてよかった、よかった。
実家の床をDIYでリフォームしてみたまとめ

こんなに早くきれいに、台所の床をDIYでリフォームしてくれるなんて。

いやいや、今回は範囲が狭かったからね。やっぱり、広範囲の場合は業者に見積もりだけでもとってみたらいいと思うよ。
台所の床をDIYでリフォームした費用
今回の台所の床をDIYでリフォームしてみて、どれくらいの費用がかかったのでしょうか。
- 材料費:8,000円
- 工賃:0円
DIYなので工賃はかかりませんでした!
リフォーム業者に頼めば、高くて140,000円かかったかもしれません。
台所の床をDIYしてみたまとめ
木造住宅が築60年ともなれば、あちこちにがたがきているのは当たり前です。
それを修理するのに、極力費用を抑えたいと思われることも当たり前です。
今回は範囲も狭かったこともあり、とても格安でしかも短時間で床をDIYでリフォームすることができました。
でも、これが広範囲になった場合は、もちろん一人での作業も難しくなるでしょうし、修繕しようとする他の箇所が崩れてしまう可能性もありますので、一度は信頼できる業者さんに見積もりだけでもとられることをおすすめします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
私の実家の水回りの床が今にも抜けそうで…どうしたらいいものか。